ストレートに熱い映画。
ヘタな小細工もしていない。
どんでん返しもない。
思い切り振り抜かれるパンチのようにストレートな映画だ。
今の世の中で希薄になってきているようなものを、
テーマとして打ちだしているようにもかんじる。
つながりや絆。
そして、みんな生きている中で、日々戦っていること。
人によって戦うべき向かい合うものの違いはあれど、
みんな戦いの中で生きている。
そして、
その戦いは、人と人とのつながりによって、
逃げずに向かっていくこともできること。
助け合い、支え合うことの大切さ。
正直なところ、
ロッキーだと思ってみてはダメなのかもしれない。
「よっしゃー、ロッキーだ!!!」
と期待120%で観に行ってしまったので、
少し残念な感は否めなかった・・・
やっぱり、衰えているチャンプロッキーの姿は、
胸が痛くなってしまう。
永遠のチャンプでいてほしいからね。
でも、それが現実。
ロッキーという人間の生い立ちを、
そのまま映画にしているのだという捉え方もできる。
老いに抗っていた時もあったが、
それを受け入れ、流れに身を任せる。
病を宣告され諦めていたところに、
「一緒に戦おう」と拳を突き出される。
シンプルすぎる。
シンプルだからこそ、伝わりやすいメッセージだ。
ボクシング映画なことはもちろんだが、
人間ドラマな色合いも強いんだと気付く。
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