yabanjin-soulのTシャツ魂

ロック魂を手描きで表現するyabanjin-soulのたわごと・ひとりごと

中原中也「盲目の秋Ⅲ」

2008年02月13日 | アートイラスト

Satisfy_my_soul 前回に引き続き

今回は「盲目の秋」です。

パートⅡはすっとばして

パートⅢをモチーフに。

     Ⅲ

  「私の聖母!(サンタマリア)
    とにかく私は血を吐いた!・・・

  おまへが情けをうけてくれないので、
    とにかく私はまいつてしまつた・・・

  それといふのも私が素直でなかつたからでもあるが、
    それといふのも私に意気地がなかつたからでもあるが、

  私がおまへを愛することがごく自然だつたので、
    おまへもわたしを愛していたのだが・・・

  おお!私の聖母!
    いまさらどうしやうもないことではあるが、
  せめてこれだけ知るがいい――

  ごく自然に、だが自然に愛せるといふことは、
    そんなにたびたびあることでなく、
  そしてこのことを知ることが、さう誰にでも許されてはいないのだ。」

う~ん、

この詩は、友人の小林秀雄に走った昔の恋人のことを

歌ったと思われるんだけど、

その後も一応、恋人関係ではないけれど

お付き合いはあったらしいんだけど・・・

どうにも、ね。

とにかく、中也が別の人と結婚したあと

作った詩でないことを祈ります。

もしそうだったら、奥さんがかわいそすぎるもんねえ。

でも、

きっと、ず~っと忘れられなかったんだろうなあ。

お二人の関係がうまくいけば、ホントによかったんだろうけど、

こればっかりはね、

相性とかもあるし、あきらめられれば

もっと、幸せになれたんだろうにね。

まあ、好きっていう気持ちにも

嘘はつけないしなあ・・・。

うまい具合な処方箋は見つからないけど

きっと、

これが、「中原中也」たる所以なんだろうね。

なんか、複雑な気分・・・。

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コメント
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