yabanjin-soulのTシャツ魂

ロック魂を手描きで表現するyabanjin-soulのたわごと・ひとりごと

忌野清志郎からの手紙。

2015年07月10日 | たわごと、ひとりごと
2000年というから今から15年前になるのかな。

今は亡き、キヨシローから湯川れい子さんへ手紙が届いたらしい。

用件は「自分の本が出版されるのでヨロシク~」みたいなことだったらしいんだけど、

同じ手紙の中でキヨシローがその当時の日本社会に対して感じてる思いをそのまま書いていたとのこと。

それを湯川さんが最近になって公開したのがこれ。

これはネットで結構いろんな人がUPしてるので、
どこかで見たことある人もいると思うけど。
(情報をくれたYOU~サン、アリガト!)




少し読みづらいかもなのでボクが書き起こした文が下のモノ。

↓改行等は読みやすいように変えてますが文言は一切変えてません。↓



***************************


地震の後には戦争がやってくる。

軍隊を持ちたい政治家がTVで、でかい事を言い始めてる。
国民をバカにして戦争にかり立てる。
自分は安全なところで偉そうにしてるだけ。

阪神大震災から5年。

俺は大阪の水浸しになった部屋で目が覚めた。
TVをつけると5ヶ所ほどから火の手がのぼっていた。
「これはすぐに消えるだろう」と思ってまた眠った。
6時間後に目が覚めると神戸の街は火の海と化していた。

この国は何をやってるんだ。
復興資金は大手ゼネコンに流れ、神戸の土建屋は自己破産を申請する。

これが日本だ。私の国だ。

とっくの昔に死んだ有名だった映画スターの兄ですと言って返り咲いた政治家。
弟はドラムを叩くシーンで「僕はロックン・ロールじゃありません」と自白している。

政治家は反米主義に拍車がかかり、もう後もどりできゃしない。
そのうち、リズム&ブルースもロックも禁止されるだろう。

政治家はみんな防衛庁が大好きらしい。
人を助けるとか世界を平和にするとか言って実は軍隊を動かして世界を征服したい。


俺はまるで共産党員みたいだな。

普通にロックをやってきただけなんだけど。

そうだよ、売れない音楽をずっとやってきたんだ。
何を学ぼうと思ったわけじゃない。
好きな音楽をやっているだけだ。
それを何かに利用しようなんて思わない。

せこい奴らとはちがう。

民衆をだまして、民衆を利用して
いったい何になりたいんだ。
予算はどーなってるんだ。
予算をどう使うかっていうのはいったい誰が決めてるんだ。
10万円のために人を殺す奴もいれば、
10兆円とか100兆円とかを動かしてる奴もいるんだ。


一体この国は何なんだ。

俺が生まれて育ったこの国のことだよ。
君が生まれて育ったこの国のことだよ。

どーだろう、

・・・この国の憲法9条はまるでジョン・レノンの考え方みたいじゃないか?
戦争を放棄して世界の平和のために頑張るって言ってるんだぜ。

俺たちはジョン・レノンみたいじゃないか。

戦争はやめよう。
平和に生きよう。
そしてみんな平等に暮そう。

きっと幸せになれるよ。


***************************



そう、彼はジョンが歌ってた「ギブ・ピース・ア・チャンス」の内容と日本国憲法の第9条の考え方の類似性に気が付いていたヒトのひとりだったわけ。

その「平和を目指した国」が、いま国会で「普通の国」になろうとしてる・・・。

一握りの政治家たちの外交能力のなさを棚に上げて、汗もかこうとしない政治家どものおかげで戦争できる国になろうとしてるんだ。

ほんの些細なことで構わない。

ひとりひとりが「平和」を意識するだけでも良いと思う。

成立しちまったらなかなか変えられない。

だって、政治家たちにとったらとても魅力的な道具なんだもん、「軍隊」っていうのは。

一応、ジョンの「ギブ・ピース・ア・チャンス」(日本語訳付き)もYOUTUBEから引っ張ってきました。

John Lennon - Give Peace A Chance英語日本語歌詞


さあ、踏ん張りどころだよ、みなさん。
コメント (2)
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