いよいよ終了と言うか、ラクティス時代に常用していたアンテナのうち、シエンタの走行モービルで使うことが出来る最後の1本に着手する時が来た。なお、このアンテナを最後にした理由は過去記事の前段で述べているので、そちらを参考にしていただきたい。
測定はアンテナアナライザーを使って、18MHz用アンテナチェックケーブルを使用していく。なお、SWRとZはf0における値で、帯域はSWR≦1.5の範囲、ねらい周波数は正直どこでもOKなもんだからバシッと決められない(笑)。結局、使用頻度や帯域実績などを踏まえて、18.120~18.140MHzのどこかであればOKとした。
まずは現状把握から。ラクティスで使っていたままの状態で測定した結果、f0=18.109MHz、SWR≒1.01、Z≒47Ω、帯域=17.932~18.286MHz(18.109MHz±177kHz)であった。元々が21MHz用と言うことで、帯域が無駄に広い(爆)。なのでこのままでもOKなのだが、そこはRVKの性格が出てしまい“深追いモード”に突入。
過去記事を参考にエレメントカット量を8.5mmと見込み、両頭グラインダーで削って測定したところ、今度は削り過ぎたようで、f0=18.163MHz、SWR≒1.03、Z≒47Ω、帯域=17.984~18.342MHz(18.163MHz±179kHz)となり、今度は逆に伸ばすことに。
周波数の変化量を踏まえ2.5mm伸ばして測定。結果はf0=18.133MHz、SWR≒1.03、Z≒47Ω、帯域=17.956~18.310MHz(18.133MHz±177kHz)となり、ねらい値の範囲に入ったので作業終了とした。
チェックケーブルの撤収などを行い、通常モービル状態に戻してから気付いたが、上下バンドエッジでの測定を忘れてしまった。まぁ今回の帯域とラクティス時代の実績を踏まえれば、全く気にしなくてもOKな次元なのは間違いない。それだけのために再びお店を広げるのも面倒なので、今回はパスした。
と言うことで常用していたアンテナの立ち上げは、ハイバンドの国内シーズン前に終えることが出来た。これらのアンテナから2本を選んでモービルに取り付け、運用時は車内の同軸切替器で2択が可能だ。手前味噌ながら、歴代モービルの中で最も快適なシャックであることは間違いなく、あとはGD CONDXに遭遇できて運用時間の確保が叶えば最高だな。使い倒すくらいの気持ちで臨みたいと思う。
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