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調整を終えた第一電波の「HV5S」は、7拡張/18/50/144/430 MHz帯で使えるようになった。これに14MHzモノバンドを組み合わせれば、3つの運用したいバンドの組み合わせが成立する。まだ他のアンテナの選択肢は無いが、最低限度のクリアに漕ぎ着けたことになる。ところがこの状態で走行してみたところ、早速18MHzで問題が発生した。停止時は問題ないが、走行して数秒するとブツブツとノイズが発生することが判明した。
18MHzのエレメントの概要だが、アンテナ全高さの中央付近から横にクランクして立つ構造だ。エレメントの位相(向き)は、なるべく物とぶつからないようにと考え、前進方向に対してコイルの真後ろとした。エレメントの突出し長さは233mmある。
走行時にだけノイズが発生するということは、走行時だけ異常な状態になると考えられる。試しにアンテナを前後に揺らしてみると、18MHzのエレメントが7MHzのコイルと衝突することが分かった。対策としてエレメントの位相(向き)を90°変更し、前進方向に対してコイルの左側とした。これで走行したところノイズは発生せず、この問題は解決した。
走行して使えないモービル用のアンテナなんて、本末転倒である。こんなトラブルは初めてで、結果的に回避できたことに正直ホッとしている。
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