比較的好天だった1日(12/28)を費やして製作した50MHz用チェックケーブル。これを用いて今年最後の好天日と思われる12/29、注目アンテナ?“OHM-502kit”を測定&調整してみることにした。
このアンテナは50MHzが1/4λフルサイズ(かな?)、144MHzが5/8λになるらしいが、たぶん1本で両方同時に成立させるのは、相当シビア&仮に成立させても需要が高い周波数同士の組み合わせにはならないと思うので、今回は50MHzで立ち上げる。
型番には“kit”という文字が含まれているが、ベース?と言うのか根元部とエレメントがバラの状態で袋詰めされているだけで、例えばインピーダンス36Ωを50Ωに変換するマッチングセクションを製作する等の電気工作が有る訳ではない。
と言うことで、ベースの取り付け穴の底までエレメントを挿し込んで横から止めねじで固定、組立作業は以上だ。とりあえずこの状態で測定を行うため、前述した50MHz用チェックケーブルを準備。ちなみにマグネットアースシートは接続ケーブル長さ130mmのものを使用(←その理由は次以降の記事で触れたい。)した。
そしていつものアンテナアナライザーで測定の結果、f0=50.799MHz、SWR≒1.00、Z≒48Ω、SWR1.5以下範囲=48.496~53.102MHz(50.799MHz±2.303MHz)であった。ちなみに、個人的実績に基づく普段使いの上限である「51.100MHzではどうなのか?」を確認した結果、SWR≒1.00、Z≒49Ωであった。
これを踏まえて、このアンテナは調整無しでデフォルト@エレメント目一杯奥挿しのままで使ってみることにした。と言うことで、ベースの止めねじ~エレメント挿入穴の口元付近に自己融着テープを巻き、測定&調整作業は終了とした。
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それにしてもこのアンテナ、実用帯域(SWR1.5以下の範囲)が約4.6MHz有ったことは驚きだった。「さすがはフルサイズ!(かな?)」って感じだ。ただ、エレメントが細いためか走行中の揺れが大きい気もするので、干渉性フェージングが起こりやすいかもしれない。まぁそういうことは頭の片隅に追いやって、純粋に捌けの良いアンテナと見込んで使って行こうと思う。
P.S.
今回は測定中の写真を撮ることを完全に忘れていた。なのでアンテナアナライザーの結果表示写真等は有りません。後日再測定or再調整の機会が有れば、B4データとして撮って後追い掲載したいと思う。
いつも楽しみに拝見しています。
50MHzで使えるホイップ、SSB等の低い周波数帯でも使えるようなので私も注文しました。
手持ちの物は7/21/50~430MHz対応なものの短縮形だったりフルサイズに近い144の5/8λとはいっても51MHzを中心に設計されたような物ばかりでSSBで使うには寸足らずで弱っていました。
これでEスポシーズンが楽しみです。
紹介が無ければ知らずにいました。
ありがとうございました。
あけましておめでとうございます。
そうなんです。昨年12/7に店頭で見つけて摘まんできました。
「メーカー品の半額くらいで面白いアンテナだな~。」と思って即決しました。
似たようなもの&5年前に手放したもので、MaldolのARS-50というものが有りましたが、
廃業?倒産?したので復活再販不可ですしね…。
今回のアンテナ、個人的にはMaldolの再来を期待しるので、私も楽しみです。
アナライザで見ると、かなり低い周波数になっていたので少しずつ金鋸で切りましたが5~6cmくらい切ったところで50.1MHz付近になったので止めました。
金鋸で半分くらい切ってペンチで折って切断。
断面をヤスリでキレイにしなければいけないのですが疲れたので後日、暇をみてやるつもり。
これで今年の夏のEスポが楽しみです。
私も調整には加工が避けられないと覚悟して、その準備を行って臨みましたが、
デフォルトが記事のとおりでしたので加工無し、そのまま採用となりました。
更に帯域が広いので、実用周波数をフルカバーという結果は、期待どおりでした。
私もこのアンテナで遊んでみて、まとまれば記事にしてみますね。