難病?を発症したアンテナアナライザーではあるが、現状は代替が無い。しかし調整待ちのアンテナが幾つかあり、状況把握&様子を見ながら使用してみることにする。と言うことで、昨春に調整したHFB-10@28MHzを現運用環境&ステルス処理を施した状態で調整してみることにした。
-・・・-
■測定条件など
・モービル :シエンタ+天井にシステムキャリア
・アンテナ地上高:実測で約1.8m
・アンテナ基台 :パイプ基台(COMET_RS-215)+自作パーツ
・同軸ケーブル :28MHz用アンテナチェックケーブル
・アース :接続ケーブル長=150mmに加工したマグネットアース(第一電波_MAT50)×2枚
・測定器 :アンテナアナライザー(COMET_CAA-500、視差軽減対策を試みる)
・その他 :目いっぱいステルス処理済み、帯域はSWR≦1.5の範囲、ねらいf0=28.510MHz付近
-・・・-
このシリーズのアンテナにステルス処理したエレメントは、布絶縁テープを貼り付けたものになるので、最初は標準エレメント挿入長さが最小、つまり最大全長状態が現状把握点になる。
その測定結果はf0=28.284MHz、SWR≒1.06、Z≒50Ω、帯域=27.952~28.616MHz(28.284MHz±332kHz)であった。昨春の調整結果よりもボトムSWRが高めで帯域が狭くなっているけどZ≒50Ωは出ているので、このまま調整を進めていく。
エレメント長さを短くしていくためには、少しずつ布絶縁テープを剥がしていく必要があり、そうしながらエレメント長を-10mm、-1.5mm、1.0mmと短くしていき、f0=28.424MHz、SWR≒1.08、Z≒51Ω、帯域=28.110~28.738MHz(28.424MHz±314kHz)まで来た所で、残念ながらアンテナアナライザーの難病?が再発した。
実際問題、f0(実際は帯域上下端)の見極めはシビアなので、その途中で周波数表示が888.888の点滅に陥ってしまうと、作業は続行不可能になる。なので渋々作業打ち切り&現状を仮の調整結果とする。
-・・・-
これは中々厄介な状況だと改めて認識。ぶっちゃけ、かなり諦めモードになっております。こんな状態だけど念のため、撤収後にFT-891M内蔵のSWRメーターで簡易チェックを実施。結果は28.500MHz付近でSWR1.3前後、ボトム周波数は28.300MHz付近でSWR1.2前後だったので、全く使えない状態ではなさそうだ。と言うことで、前述した仮の調整結果だということを承知の上、しばらく使っていくことになりそうだ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます