50MHzの次は28MHzだ。28MHzの見た目は、途中でUターンしてコイルとエレメント先端が下向きになっていて、逆J形状(←個人的呼称です。)になっている。こんな形状は他のモデルでは見たことが無いけど、12年前の調整ではチェックケーブルでなくても上手くいっているので、何も心配すること無く着手した。
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■測定条件など
・モービル :シエンタ+天井にシステムキャリア
・アンテナ地上高:実測で約1.8m
・アンテナ基台 :パイプ基台(COMET_RS-215)+自作パーツ
・同軸ケーブル :28MHz用アンテナチェックケーブル
・アース :アンテナ測定用MAT50、装着状態はこんな感じ。
・測定器 :アンテナアナライザー(COMET_CAA-500MarkⅡ/改)
・その他 :帯域はSWR≦1.5の範囲、ねらいf0=28.510~28.520MHz付近
:エレメントは挿入穴に目いっぱい挿し込んで取り付ける。
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28MHzコイルは、後方に配置した。理由は、単に前後方向から見た時に目立たないものを左右方向に持って行っただけで、少しは前後シルエットがスリムになってくれればと、hi。
それはさておき、まずは現状把握。上記に加えて先端に7MHzコイルを装着して測定。結果、f0=27.694MHz、SWR≒1.00、Z≒51Ω、帯域=27.594~27.794MHz(27.694MHz±100kHz)であった。続いて、7MHzコイルを14MHzコイルに付け替えて測定。結果、f0=27.695MHz、SWR≒1.00、Z≒51Ω、帯域=27.594~27.796MHz(27.695MHz±101kHz)で、28MHzは先端コイルの影響を全く受けていないことも分かった。
なので、14MHzコイル装着状態のまま調整を進めることにして、手持ちの予備&過去エレメントを見てみたところ、デフォルト@224mmより19mm短い205mmのエレメントがあったので、それを取り付けて測定。結果、f0=28.360MHz、SWR≒1.00、Z≒49Ω、帯域=28.252~28.468MHz(28.360MHz±108kHz)であった。
その後は取説や上記変化量の実績を踏まえ、両頭グラインダーで-4mm削り落として測定。結果、f0=28.513MHz、SWR≒1.00、Z≒49Ω、帯域=28.401~28.625MHz(28.513MHz±112kHz)となり、調整終了とした。
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とりあえず未調整時の50MHz&先端コイル(7MHzと14MHz)の測定結果以外は、不安になる結果も無く順調に来ている。次は最も不安な21MHzだ。21MHzの実績は、OKが3本、ややNG?が1本、完全NGが1本で、言うなれば3勝1敗1引き分けといったところだ。こんな勝率のバンドは途中棄権の24MHz以外には無く、正直結果が読めない。
是非とも4勝目に名乗りを上げて欲しいところなので、そう願いながら21MHzの調整を行っていこうと思う。
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