自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

群生地・・・シャクチリソバ

2010-10-16 18:24:00 | お散歩


シャクチリソバ[赤地利蕎麦](タデ科)
ヒマラヤ原産の多年草。林縁や川沿いなどの半陰地に生えます。元々、薬用植物として昭和初期に導入されたものが、野生化したものだそうです。
中国では、根茎を薬用とし、解熱鎮痛に用いたそうですが、花穂を含む地上部はルチンを多く含むため、盛んに栽培されたそうです。
この花は、帷子川の本流沿いで群生していました。今まで何度か載せていますが、それらは全て、この川の上流にある支流の林際で撮ったものです。中流域に当たるこの辺りでは、日当たりも良く、とてもたくさんのシャクチリソバが花を咲かせていました。やはり林の木陰で見る花とは雰囲気が違うように思います。
普通のそばと違い、このシャクチリソバは多年草であるため、このように逃げ出して群生域をつくっているそうです。これも忘れ去られた薬用植物なのですね。

2008年の花

10月上旬 横浜市内にて

コメント (6)
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