オオケタデ[大毛蓼](タデ科)
アジア原産の1年草。葉は互生し、長い柄があり卵形。托葉鞘は筒状で、上縁はときに葉状となります。全体に大型で、毛が多いのが特徴です。8~11月、総状花序を出し、紅色~淡紅色の小さな花を咲かせます。
このオオケタデも、江戸時代に導入され、以前は薬草として、毒虫に刺された時や化膿性の腫れ物に用いたそうです。観賞用としても植えられていたようですが、今ではこのように川原などに逃げ出して生育しています。
大きくて、たくさん花をつけている姿は、確かに見応えがありますね。日本へやってきた経緯を知ると、雑草への接し方も違ってくるように思います。
10月上旬 横浜市内にて