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クサボケ[草木瓜](バラ科)
日当たりのよい斜面では、タチツボスミレの花に混じって、クサボケが大きめの花を咲かせていました。
いつも思うのですが、この橙色の花は、淡い緑に覆われ始めた春の斜面ではよく目立ちますね。
2010年のクサボケ
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シャガ[射干](アヤメ科)
湿った林などに生える多年草。葉は光沢のある鮮緑色で、長さ30~60㎝。4~5月、花茎は30~60㎝になり、上部で分枝し淡白紫色の花を咲かせます。外花被片の縁は細かく切れ込み、橙色の斑点と黄色の突起があり、淡紫色の斑点が囲みます。
このシャガは、林から流れ出る小川の周りに積み上げられた石の隙間から生えていました。
よく見るシャガの花に比べ、ほぼ真っ白な花でしたが、淡紫色の斑点に囲まれた橙色の斑点と黄色の突起があり、シャガだと分かりました。
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ヒトリシズカ[一人静](センリョウ科)
白いシャガの花を見た後、そのまま小川沿いを歩いていると、ヒトリシズカが一株だけ、石の隙間に生えて花を咲かせていました。
やわらかな林床などでよく見かけますが、こんな所にも生えるんですね。
どこか儚げなイメージがあったのですが、とてもたくましいヒトリシズカに見えました。
2010年のヒトリシズカ
4月中旬 横浜市内にて