アブラチャン[油瀝青](クスノキ科)
去年の8月、まだ緑色の実をつけていたアブラチャン。久しぶりに行ってみると、小さな花をたくさん咲かせていました。枝先に芽吹いた若葉の緑も、とても綺麗です。
桜の花びらが、路上で目立つようになってきましたが、公園に植えられているケヤキやコナラ、クヌギなどの枝もうっすらと緑色になり始めています。若葉が綺麗な季節ももうすぐですね。
今日であの地震、津波から1ヵ月が経ちました。
いつもなら、萌える若葉に心が躍り、散策に行くのがとても楽しい季節です。
でも、今年は散策に出掛ける気持ちになかなかなりません。こうして花や若葉を見ると嬉しい気持ちになるのですが、心から喜んでいない自分がいるようです。
それでも季節は巡る。自然の営みというのはそういうものなのですね。
アブラチャンの冬芽 2010年の未熟実
4月上旬 横浜市内にて