サジガンクビソウ[匙雁首草](キク科)
本州~沖縄のやや乾いた山の木陰に生える多年草。葉の縁にはほとんど鋸歯は無く、茎葉は少なく倒披針形です。根生葉は舌状で花期にも残るのが特徴です。
8~10月、茎先に頭花を下向きにつけます。頭花は半球形で柄があり、多くはその直下に葉状の苞があります。
林の中では、サジガンクビソウが花をつけていました。この花は秋というイメージがあるので、7月に見ると、なんだか夏が終わってしまったように感じてしまいます。
サジガンクビソウの特徴である、花期にも残る根生葉の様子が分かるでしょうか。この根生葉を撮りたかったのですが、花の方はぼやけてしまいました。
この林では、ヤブタバコやガンクビソウ、ヒメガンクビソウなど、同属の花たちも見ることができます。サジガンクビソウやヒメガンクビソウは、この中でも少し早めに花をつけるようです。
暑い日が続いていますが、秋は確実にやって来ていますね。
2011年の花
7月中旬 横浜市内にて