自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

踏み付けられて・・・ウラジロチチコグサ

2012-07-02 19:14:00 | お散歩
ウラジロチチコグサ[裏白父子草](キク科)
荒れ地や草地、道端などに生える、南アメリカ原産の多年草。
茎は基部から横に分岐して叢生し、高さ80cm程になります。

葉は倒披針形~広線形で幅広く、表面は濃い緑色で毛が少なく、葉の裏や茎には白い毛が密生し、白く見えます。茎葉は縁が波打ちます。

花期は4~8月で、頭状花は茎の上部に集まります。総苞片は光沢のある黄緑色です。果実はそう果で、約13本の冠毛がありますが、容易に外れます。
道端に広がる斜面で、たくさんのウラジロチチコグサが、頭状花をつけた姿を見せていました。
冬に道端などで、艶のあるロゼットの姿はよく目にします。でも、このように、花が咲いてもあまり目立たず、どちらかというと薄汚れた感じがするので、この季節の姿を観察するのを避けていたように思います。道端の草を制覇するといいながら、矛盾のある行動ですね。
ウラジロチチコグサは、昭和40年代後半に知られるようになったそうです。
似た名前の草が幾つかありますが、葉の表と裏の様子から、区別することはできそうです。
チチコグサシリーズ、何時かやってみたいですね。

6月中旬 横浜市内にて

コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする