オカウコギ[丘五加木](ウコギ科)
関東南部~東海、紀伊半島の丘陵地林内に生える、雌雄異株の落葉低木。葉は両面無毛で、5小葉からなる掌状複葉、基部の2枚の小葉が他の小葉より小さいことが特徴です。縁には鋸歯があり、しばしば重鋸歯になります。
5~6月、短枝の先に、1個の散状花序をつけ、黄緑白色の小さな花を咲かせます。果実は液果で、はじめ扁平な球形ですが、秋には球形に黒熟します。
このオカウコギは、同属のヤマウコギと良く似ています。この辺りの林ではよく見ることができるのですが、何時もどちらか迷ってしまいます。葉の様子から、これはオカウコギとしました。
熟した果実を見たことがないので、この秋には観察したいと思っています。
6月下旬 横浜市内にて