ツリガネニンジン[釣鐘人参](キキョウ科)
林縁の草はらで、ツリガネニンジンらしき花を見つけました。でも、花の感じがどことなく違う気がします。
花冠が、よく見かけるツリガネニンジンの花より、やや広く見えたのです。イメージではもう少しスリムな感じです。
花冠から長く突き出た雌しべの様子も違和感があります。よく見ると2本の雌蕊があるのです。通常は雌しべは1本、ここでも違いがあるのです。
花冠の中にピントを合わせると、既に萎れた雄しべの姿が認められます。雄性先熟の花ですから、これはツリガネニンジンらしい特徴ですが、萎れた雄しべの数がやや多いように思えます。
通常5個の雄蕊がありますが、この花には10個ほどの雄蕊が認められるのです。
2つの花が咲く所、1つの花になってしまったように思えます。
ツリガネニンジンの花だという自信が無くなり、葉の様子を見てみると、これも葉が対生していて、3~4枚の葉が輪生するというツリガネニンジンとは違うようです。
でもよく見ると、葉の付け根に小さな葉の痕跡らしきものも認められます。
葉の形には変異が多いようなので、これはツリガネニンジンで良いのでしょうか。
でも、一番下に咲く花は、よく見るツリガネニンジンの花のようです。
その花の辺りで、茎が一度刈り取られています。上部の花は、その刈り取られて残った葉腋から伸びた茎に咲いているのです。
草刈りに遭う、という危機を乗り越えて咲いた花。いつもの花とは違う花を咲かせたようですね。
2013年の花
8月中旬 横浜市内にて
林縁の草はらで、ツリガネニンジンらしき花を見つけました。でも、花の感じがどことなく違う気がします。
花冠が、よく見かけるツリガネニンジンの花より、やや広く見えたのです。イメージではもう少しスリムな感じです。
花冠から長く突き出た雌しべの様子も違和感があります。よく見ると2本の雌蕊があるのです。通常は雌しべは1本、ここでも違いがあるのです。
花冠の中にピントを合わせると、既に萎れた雄しべの姿が認められます。雄性先熟の花ですから、これはツリガネニンジンらしい特徴ですが、萎れた雄しべの数がやや多いように思えます。
通常5個の雄蕊がありますが、この花には10個ほどの雄蕊が認められるのです。
2つの花が咲く所、1つの花になってしまったように思えます。
ツリガネニンジンの花だという自信が無くなり、葉の様子を見てみると、これも葉が対生していて、3~4枚の葉が輪生するというツリガネニンジンとは違うようです。
でもよく見ると、葉の付け根に小さな葉の痕跡らしきものも認められます。
葉の形には変異が多いようなので、これはツリガネニンジンで良いのでしょうか。
でも、一番下に咲く花は、よく見るツリガネニンジンの花のようです。
その花の辺りで、茎が一度刈り取られています。上部の花は、その刈り取られて残った葉腋から伸びた茎に咲いているのです。
草刈りに遭う、という危機を乗り越えて咲いた花。いつもの花とは違う花を咲かせたようですね。
2013年の花
8月中旬 横浜市内にて