自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

似たもの同士・・・

2012-05-25 21:56:00 | お散歩
オニタビラコ[鬼田平子](キク科)
ヤブタビラコ[藪田平子](キク科)

名前も花の姿もよく似ているこのふたつ。こうして並べてみても、その違いが分かりづらいですね。
慣れてくれば、オニタビラコのほうが花付きがいいとか、蕾の形とかで区別できるのでしょうが、個体差もありなかなか難しいです。


でも、果実が生っているとその違いは歴然としています。
オニタビラコの果実には、白い冠毛がありますが、ヤブタビラコのそれには、冠毛がありません。
オニタビラコは、家の周りや道端などでも見かけることがよくあり、ヤブタビラコに比べると、生育環境に幅があるように思えます。
この小さな冠毛に、どれだけの能力があるのか知りませんが、勢力範囲の拡大に、きっと役立っているのでしょうね。

5月中旬 横浜市内にて

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うちの花・・・

2012-05-24 21:10:00 | 分類なし
シラン[紫蘭](ラン科)
福島以西の本州~四国・九州の日当たりの良い、やや湿った草地や斜面に生える多年草。
庭先などでよく見かけますが、自生のものは少なく、神奈川県レッドデータブック2006年版では、絶滅危惧ⅠB類に分類されています。
去年は元気が無かったのですが、今年は綺麗に花を咲かせてくれました。私がこの家に引っ越した時、実家から持ってきたものですが、今ではとてもよく増えました。
園芸採取や土地造成のために減ってしまったシラン。このシランの由来が気になりますが、今では知ることも出来ません。

ベニバナツメクサ[紅花詰草](マメ科)
ヨーロッパ~西アジア原産の1年草。牧草、花卉として栽培されたものが世界各地で野生化しているそうです。
日本では、明治初期にクレムソンクローバの名で牧草としてされましたが、あまり普及しなかったそうです。近年、花卉として栽培され、ストロベリーキャンドルの名で知られていますが、ここからも逸出して、市街地などで繁殖しているところもあるそうです。
この花は、職場の方に苗をもらったものです。咲き始めは可愛かったのですが、どんどん伸びて手に負えなくなってきました。

ルリミゾカクシ[瑠璃溝隠](キキョウ科)
南アフリカ原産の多年草。日本では、属名の「ロベリア」の名で知られている園芸種になります。
この花は、ベランダに放置してあった鉢から芽生えたものを、初めのうちはビオラと思って育てたものです。花茎が上がってきて、ビオラではないと気付きましたが、その正体が分からず、花の咲くのを待っていたのです。今ではもっと大きくなって、たくさん花を咲かせています。途中で捨てないでよかったです。
在来種のミゾカクシより、見栄えはいいですね。でも、私はミゾカクシの花も大好きです。

ミゾカクシの花

5月中旬 自宅にて

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森の生き物、とおまけ・・・

2012-05-23 21:35:00 | お散歩
カタツムリ[蝸牛]
林の中の道を歩いていると、地面に落ちた枯れ枝の上にいるカタツムリを見つけました。
こんなに大きくて、動いているカタツムリを見たのは久しぶりです。
子供の頃、いや、大分大きくなるまでカタツムリは、全て同じものだと思っていました。でも、色々と種類があるんですね。
これはミズジマイマイでしょうか。この辺りではごく一般的に見られるカタツムリだそうです。
我が家の周りでは、直径が1㎝前後の小さなカタツムリをよく見かけます。いつか大きくなると以前は思っていましたが、このカタツムリとは種類が違うようです。
カタツムリ、最近姿を見かける機会が少なくなったように思います。

5月上旬 横浜市内にて

モズ[百舌鳥](モズ科)
近所をブラブラしていると、駐車場わきの茂みから飛び出してきた鳥がいました。
これはモズでしょうか。小さいけれど、嘴と爪の鋭さに惹かれてしまいます。

5月上旬 大和市内にて

これは、21日月曜日の日食です。金環日食を過ぎてから撮ったものですが、こんな感じで雲越しに見ることができました。
撮るつもりは無かったので、準備もせずにただ撮っただけです。
一応の記念になりました。

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トンボの季節・・・

2012-05-22 21:08:00 | お散歩

ニホンカワトンボ(カワトンボ科)
林縁を流れる小川沿いを歩くと、こんなトンボたちに出会うことができます。
ニホンカワトンボ、以前はヒガシカワトンボとオオカワトンボとされていたものが、最近のDNA鑑定により同一種とされ、こう呼ばれるようになったそうです。
近縁種によく似たアサヒナカワトンボがいますが、分布域からこのトンボは、ニホンカワトンボだと思われます。
翅の色は、橙赤色と無色の他に、淡いオレンジ色の3タイプが知られています。
この写真では分かりにくいですが、翅の縁にある斑紋が赤色になるのが雄です。上の写真は2枚とも雄になります。

雌の斑紋はこのように白色です。

このトンボは、私が近づく気配に驚いて、川岸から飛び立ってヨロヨロと少し離れた木の枝に飛んでいきました。
全身が金色でしたが、羽化したばかりのトンボだったのでしょう。
この辺りではヤマサナエをよく見ますが、果たしてこのトンボは何というトンボなのでしょうか。
トンボの飛び交う風景はいいものですね。

5月上旬 横浜市内にて

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侵入者?・・・ツリガネズイセン

2012-05-21 21:40:00 | お散歩

ツリガネズイセン[釣鐘水仙](ユリ科)
ヨーロッパ原産の多年草。針葉樹林に自生するそうです。明治時代に観賞用として導入され、一般には属名の「シラー」と呼ばれています。
よく歩く林縁の道を歩いていると、道端から2歩ほど入ったところに、見慣れない釣鐘上の花を見つけました。いままでこんな花をここで見たことはありません。自生のものとは違う雰囲気を感じましたが、ここに誰かが植えたのでしょうか。4株ほど、ほぼ道に沿うように生えていましたが、わざわざ植えたにしては、茂みに隠れてしまっています。誰かが土と一緒に捨てたのでしょうか。
花壇や庭先で見かければ、素直に綺麗と思えますが、この林の中で見かけると違和感を覚えます。
どうやってこの林に来たのか分かりませんが、ちょっと残念に思いました。

5月上旬 横浜市内にて

今日の金環日食はいかがだったでしょうか。
こちらでは、厚い雲に覆われていましたが、その時間には薄い雲越しに、「金環」を見ることができました。
出来れば、晴天で迎えたかったですね・・・

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