シラン[紫蘭](ラン科)
福島以西の本州~四国・九州の日当たりの良い、やや湿った草地や斜面に生える多年草。
庭先などでよく見かけますが、自生のものは少なく、神奈川県レッドデータブック2006年版では、絶滅危惧ⅠB類に分類されています。
去年は元気が無かったのですが、今年は綺麗に花を咲かせてくれました。私がこの家に引っ越した時、実家から持ってきたものですが、今ではとてもよく増えました。
園芸採取や土地造成のために減ってしまったシラン。このシランの由来が気になりますが、今では知ることも出来ません。
ベニバナツメクサ[紅花詰草](マメ科)
ヨーロッパ~西アジア原産の1年草。牧草、花卉として栽培されたものが世界各地で野生化しているそうです。
日本では、明治初期にクレムソンクローバの名で牧草としてされましたが、あまり普及しなかったそうです。近年、花卉として栽培され、ストロベリーキャンドルの名で知られていますが、ここからも逸出して、市街地などで繁殖しているところもあるそうです。
この花は、職場の方に苗をもらったものです。咲き始めは可愛かったのですが、どんどん伸びて手に負えなくなってきました。
ルリミゾカクシ[瑠璃溝隠](キキョウ科)
南アフリカ原産の多年草。日本では、属名の「ロベリア」の名で知られている園芸種になります。
この花は、ベランダに放置してあった鉢から芽生えたものを、初めのうちはビオラと思って育てたものです。花茎が上がってきて、ビオラではないと気付きましたが、その正体が分からず、花の咲くのを待っていたのです。今ではもっと大きくなって、たくさん花を咲かせています。途中で捨てないでよかったです。
在来種のミゾカクシより、見栄えはいいですね。でも、私はミゾカクシの花も大好きです。
ミゾカクシの花
5月中旬 自宅にて