自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

蔓、再び・・・エビヅル

2012-07-26 18:39:00 | お散歩
エビヅル[海老蔓](ブドウ科)
林縁のフェンスでは、こんな蔓植物も花を咲かせていました。
これはエビヅルの雄花ですね。
先日載せたノブドウよりは、大人しく蔓延っていましたが、元気のよい姿を見せてくれました。
エビヅルは雌雄異株、ということはこのエビヅルには実が付きません。雌花を探してみたのですが、見つけられませんでした。
味見をするためには、雌株を探さないといけませんね。

先日、ノブドウの葉裏を載せましたが、エビヅルの葉裏には赤褐色の毛が密生します。実を味見したければ、葉裏を確認してみることも必要です。

2009年の花

アケビ[木通](アケビ科)
エビヅルの葉を見上げていたら、アケビの実に気付きました。うまいこと鉄線の上に乗っかっています。
エビヅルの実がダメなら、アケビの実をひとつだけ味見しようかしら。
熟して実が開裂するころに行けるかが勝負ですね。

7月中旬 横浜市内にて

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希少な花・・・タシロラン

2012-07-25 21:39:00 | お散歩
シロラン[田代蘭](ラン科
関東南部の本州~九州、沖縄の常緑樹林の林下に生える腐生植物。根茎は肥厚した塊状。葉緑素を持たないため、全体に白黄色です。
茎高は20~30cm、5~7月に多数の花をつけます。
よく歩く林縁の道を歩いていると、林の中に一歩入ってところで、こんなものを見つけました。
初めは花だと気付きませんでしたが、近づいてみて分かりました。

花被片は披針形で、鋭先頭。こうして見るとランの花に見えますね。
環境省のレッドデータリストでは、準絶滅種となっていますが、都道府県によっては絶滅種、絶滅危惧種Ⅰなどにも分類されています。
そんな貴重なものと出会えて嬉しいのですが、この環境を守ることが出来るのか心配です。

7月中旬 横浜市内にて

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季節到来・・・ウマノミツバ

2012-07-24 22:11:00 | お散歩

ウマノミツバ[馬の三葉](セリ科)
林の中を歩いていると、小さなトゲトゲした実を付けたウマノミツバに出会いました。
この林ではよく見かけることが出来ますが、ヒョロッと長い茎を出して、あまり上手く撮ることができません。
花も小さく目立ちません。以前にも載せましたが、ウマノミツバには両性花と雄花が混じって咲くそうです。画面中央の白い花は雄花のようです。上手く撮れていませんが、画面上部の実の上には両性花が見られます。
ぼやけて写っているセミの抜け殻は、自らの意思で茎に引っ付いているようですが、この果実もひっつき虫のひとつです。
セミの声が響き渡る季節は、もうすぐですね。

2008年のウマノミツバ

7月中旬 横浜市内にて

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早くも花が・・・ヘクソカズラ

2012-07-23 22:38:00 | お散歩

ヘクソカズラ[屁糞葛](アカネ科)
この季節、蔓延り始めた蔓には、こんなものもあります。
林縁の草むらだけでなく、近所の生垣や駐車場の柵など、いたるところでその姿を見ることができますね。
7月に入り、あっという間に蔓延ったと思ったら、早くも花を咲かせ始めていました。
小さな蕾が白くなり、先が開き始めて、咲き始めは幾分小さいようですね。
綺麗な花なのに、標準和名はヘクソカズラ。花の様子からヤイトバナやサオトメバナという別名もありますが、やはり「ヘクソ」はインパクトがありますね。
これから暫らくは、花の姿を見ることができます。

2010年の花

7月中旬 横浜市内にて

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蔓延る花・・・オニドコロ

2012-07-22 20:55:00 | お散歩
オニドコロ[鬼野老](ヤマノイモ科)
この季節、オニドコロも勢いを増して蔓延っています。雌雄異株の多年草、これは雄花になります。
雄花は上に向かって花序を伸ばし、たくさんの花を咲かせます。花の色は緑色で目立ちませんが、透き通っている様子は綺麗なものですね。
花を撮っていると、何となく青臭いにおいが、漂っていました。別の花の群れの前でも同じにおいがしていたので、あれはオニドコロの花のにおいだったのでしょうか。

こちらは雌花です。同じ林縁のフェンスに蔓延っていましたが、場所は少し離れた所でした。
雄花とは違い、花序は下に向かって伸びています。花の色は雄花と同じですが、その数はずっと少ないですね。
花の付け根にある子房は、このあと膨らんで熟していきます。
ヤマノイモと違い、根茎は食用にはならないそうです。よく出会うのはこのオニドコロ、ヤマノイモには滅多に出会うことができません。

2009年の花

7月中旬 横浜市内にて
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