記事にするのを忘れていました・・・・。
先日、生石高原に行ったときに見つけた「カバキコマチグモ」。
ちょっと、発生時期を過ぎてますが、おそらくまだいるかな・・・。
日本在来種の毒グモです
日本のクモの中でも咬まれると一番痛いと言われているのが「カバキコマチグモ」。
過去に「指先を咬まれて肘まで腫れる」といった事例もあるそうです・・・・。
では、どういう時に咬まれるのか・・・。
カバキコマチグモは、8~9月、ススキなどイネ科植物の葉をくるくる巻いて、巣をつくります。
その中で産卵し、子グモが孵化・脱出するまで、葉の中で過ごします。(ちなみに、子グモは親グモを食べて(体液を吸って)、脱出します。)
くるくる巻かれた巣を開いた時に咬まれます。
なので、8~9月にススキやヨシなどの葉がくるくる巻かれていたら、それを触らなければ問題ありません。
なので「絶対に葉を開いてはいけません。」
でも、開きたくなるのが人の性。
中身を見てみた。
どんなクモなのか見てみたい。
この好奇心が、人間をここまで進歩・進化させてきた(はず)のですから・・・・。
というわけで、開いてはいけない葉を開きました。
1枚目をぺリぺリすると、白い膜のようなものが・・・。
その白い膜をやぶくと・・・
出た
カバキコマチグモ。
もっと開いてやれぇ~
おぉ~子グモもウジャウジャ。
こんなことをしていると、咬まれて、とっても痛い思いをするので、絶対に葉を開かないで下さい。
咬まれた時の痛みは灼熱痛で、人によってはショック症状を引き起こすとも言われています。
一般的にススキやヨシなどイネ科植物の葉に巣をつくりますが、アジサイの葉にも巣をつくったという報告もあります。
葉を巻いて巣(または蛹室)をつくる虫は多々ありますが、「巻かれた葉は開かない」方がいいと思いますね。
もし、その巻かれた葉がカバキコマチグモの巣だったら・・・・