ハチにも色んなタイプがあります。
①一般的に知られているタイプは、ミツバチやアシナガバチ、スズメバチのように女王バチを中心に生活するタイプ。
②ハバチやキバチなどのように植物に寄生するタイプ
③アオムシコマユバチやツチバチのように他の虫に寄生するタイプで、「宿り蜂」ともいいます。
※アオムシコマユバチ=モンシロチョウの幼虫の体内に寄生。
※ウマノオバチ=カミキリムシの幼虫の体内に寄生。
※ツチバチ=コガネムシ類の卵に産卵し、幼虫を食べる。
④クロアナバチやベッコウバチのように他の虫を捕獲し、エサとして幼虫に与えるタイプで、「狩り蜂」とも言います。
※狩り蜂は宿り蜂から進化したハチで、「他の虫に寄生」から「他の虫を捕獲」するという風に進化したと考えられます。
今回は、④の「狩り蜂」の1種、ベッコウバチについて。
写真は、オオシロフベッコウがクモを捕獲し、運んでいるところです。
どうやって、クモを捕獲するかというと・・・
わざとクモの巣に近づき、クモがハチを捕まえようと近づいたところを毒針でブスッといきます。
狩り蜂の毒針は、仮死状態にする毒です。
完全に殺してしまうと、エサが腐ってしまうので、生きたまま(正確には仮死状態)エサとして幼虫に与えます(おぉコワっ)
一歩間違えれば、自分がクモに食べられるかもしれないのに
捕獲したクモを一生懸命運んでいるハチの動画です。
見かけたら、応援したって下さい
どうやら、飛んで運べないようです。
このままハチを追いかけたら、巣に辿り着けますよ~