はぐくみ幸房@山いこら♪

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フユイチゴ

2019年01月20日 | 樹木・草花のお話

 冬の貴重な?山の味覚「フユイチゴ」。

 11月から1月頃に赤く熟し、そのまま食べることが出来ます。

 少し、毛が気になりますが、甘酸っぱくて、美味しい野イチゴです。

 そのまま食べてもいいんですが、ジャムや果実酒に利用しても楽しめます。

 ちなみに、草ではなく、低木性の藤本類になります。

 

 フユイチゴは、森林の土壌環境を示す指標植物です。

 常緑樹林帯において、林床植物にフユイチゴが多い森林は「土壌が肥沃な森林」です。

 土壌が肥沃ということは、養分が豊富で、樹木の成長も良い!ということになります。

 

 個人的な考えですが、重要なことは、「フユイチゴが多い山は土壌が良い山」ではなく、「フユイチゴが多くなるくらい良い土壌環境が整った」ということ、だと思います。

 土壌環境は一朝一夕で整うものではなく、きっと、上層木の樹種や林相、林種、森林整備なども関係し、長い年月が積み重なって、整っていくものだと思います。

 良好な土壌環境を維持しながら、森林利用や森林づくりを進めることが出来ているのか。

 フユイチゴは、その成果を示す植物ではないかなーと思っています。

 皆さんは、どう思われますか?

コメント (1)
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