10年くらい前のお話で、どこの現場とは言えませんが、以前、僕が担当していた搬出間伐の現場であったお話です。
ヒノキ林に設けられた作業道。
上司に対し、つけ過ぎなので、これ以上の延長の中止を求めたものの、出材量が目標に届かず、聞き入れてもらえず、若さゆえに、怒り心頭、怒髪天を衝く!みたいな時がありました(笑)。
で、そこの作業道が崩壊する!と気になって、搬出間伐の事業終了後も、定期的に観察をしてきました。
事業終了から半年後、作業道の路面にクラックが発生。
←ラインはクラックが発生した部分
嫌な予感が的中・・・と思った、その1年後に崩壊・・・。
ヒノキ林で1伐2残という強度な間伐を行った上で、作業道を付け過ぎたので、崩壊しない方がおかしいです。
かなり下の谷まで崩壊・・・
崩壊したとき、ここの職場を辞めていたんですけど、受け持った現場には愛着があるので、気になって足を運び、この光景を目の当たりに・・・
山が生み出す恩恵も弊害も、その山に、その地域に住む方たちに影響を与えます。
だから、こんな無茶な施業をしてはいけないのになー
ちなみに!
出材量が目標に到達した途端、作業道を付け過ぎだ!どんな指導をしてたんだ!と怒られました。。。(*_*;
いや~、現場監督の自分を通り越して、上司が業者に直接指導してたんでね・・・指導のしようが無かったんですけど・・・
と言うわけで、辞めさせていただいた次第ですm(_ _)m