はぐくみ幸房@山いこら♪

「森を育み、人を育み、幸せ育む」がコンセプト。株式会社はぐくみ幸房のブログです。色々な森の楽しさ共有してます♪

アカマツとクロマツの見分け方

2020年12月24日 | 樹木・草花のお話

 アカマツとクロマツの簡単な見分け方についてのお話です。

 

 一般的には・・・

 アカマツは樹皮が赤い

 クロマツは樹皮が黒い

 

 葉の冬芽が茶色いとアカマツ。

 葉の冬芽が白いとクロマツ。

 

 あと、生育地。

 アカマツは内陸で、

 クロマツは海岸、とか。

 

 などなど、一般的な見分け方はこんな感じかなと思います。

 だけど、このような見分け方は、視覚や知識を使った見分け方なので、自然観察を楽しむ・樹木観察を楽しむという点でいうと、少しインパクトが弱い・・・と思っています。

 

 

 そこで、アカマツとクロマツを簡単に見分けて、同時に観察も楽しめる見分け方があります!

 「葉っぱの先を触る」ことです。

 

 アカマツの葉っぱの先は、手のひらでツンツンと触っても、痛くありません

 

 クロマツの葉っぱの先は、手のひらでツンツンと触ると、痛いです。

 

 クロマツの葉っぱは、アカマツの葉っぱよりも固い。

 それは、アカマツは内陸に多く、クロマツは海岸に多い、この生育環境の違いにあるのではないのかな?

 おそらく、強い風が吹く上、潮風も吹く、そんな厳しい環境に生育できるように、クロマツの葉はアカマツの葉より固くなったんだと思います。

 

 アカマツの落ち葉を拾って、友達の首に”チクッ”ってすると、半分笑いながら、「痛ぁ~」って、言うと思います。

 クロマツの落ち葉を拾って、友達の首に”チクッ”ってすると、怒りながら、「痛いなぁ!💢」って、言うと思います。

 マツの落ち葉を拾って、友達の首に”チクッ”ってして、冗談な雰囲気が漂えばアカマツ、マジギレの気まずい雰囲気が漂えばクロマツです。

 クロマツの葉は、マジで痛いので、友達の首に”チクッ”って、したらダメですよ(^_^;)。

 

 我が息子達が、マツの葉を片手に、ニヤニヤしながら近づいてきたら、それは100%クロマツです。

 「お父さん、アカマツやから~」といって、ニヤニヤしながら片手に持っているマツの葉は、100%クロマツです。

 極めれば、触らなくても、アカマツとクロマツの同定が出来る!!(-_-)!!