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タラノキ 増やし方

2022年05月08日 | 山菜・キノコなど食を楽しむお話

 山菜の王様「タラノキ」。

 簡単に増殖することができます。

 タラノキはトゲが多いので、トゲがない「メダラ」の苗木を育てています。

 今回は、その方法をご紹介します。

 

 

 

 

 まず、タラノキの根を採取します。

 採取した根は乾燥しないよう、すぐに水へ浸けます。

 根を採取する時期は3月頃が最適ですが、5月上旬でも乾燥に気をつければ大丈夫です。

 根を採取するときは、親木を傷めないよう、手鍬などで優しく掘って、剪定バサミで7~8cmの長さで根を切り採り、掘り起こした土は元通りにかぶせます。(写真は根をゴソッと採取したものなので、7~8cmに揃っていません。)

 それと一番重要なこと!

 地主さん(所有者さん)の許可をきちんと取って下さい

 

 根を採取したら、移植します。

 

 黒ポットに野菜・園芸用の土を入れ、長さ5cmほどに切り直したタラノキの根を入れ、軽く土をかぶせます。

 もしくは、土を入れた黒ポットに根をブスッと差し込むだけでもOKです。

 あとは根が乾燥しないように潅水してあげて下さい。

 ホント、簡単に苗が作れます。

 

 4月後半くらいから埋めた根から芽が出てきます。

 1ヶ月後。

 ご覧のとおり、ワッサーと芽吹いてきます。

 

 これを1年間、育てたら畑や山に植えます。

 

 タラノキは、日当たりの良い環境を好む陽樹で、ほかの樹木の下では上手く育たないので、植える際は光環境にご注意下さい。

 ただし、日当たりを好むといっても、夏場の高温と乾燥は、タラノキに限らず、多くの樹木はストレスになります。

 山や畑に移植した当年は、高温と乾燥に気をつけて、様子を見ながら、必要に応じて灌水してください。

 

※2022年5月の記事をリメイク



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