花が可愛いいが、名前が色々とややこしい「ウンゼンツツジ」。
そう、ややこしいのです。
名前の由来は、長崎県の雲仙岳。
しかし、雲仙岳には自生していないとのこと。
江戸時代、雲仙岳で保護していたツツジをウンゼンツツジと呼んでいたそうですが、そのツツジは標準和名で「ミヤマキリシマ」。
この時点で、ややこしいですね!
そして、和歌山県では、この「ウンゼンツツジ」を「コメツツジ」と呼んでいます。
実際、僕もついつい「コメツツジ」と言ってしまいます・・・。
そう、和歌山県は、さらにややこしい!
標準和名はウンゼンツツジ。雲仙岳に生えてないけど!
ウンゼンツツジは、低木性常緑広葉樹で、樹高は0.8~1.5mほど。
春に展葉した葉の形は、長楕円形から狭楕円形、長さ5~10mm、葉先は丸く、基部は細まります。
夏に展葉した葉の形は、長楕円形、倒披針形から倒卵形と形が幅広く、長さは3~8mm、葉先は丸く、腺状の突起が目立ちます。
春の葉は、よく伸びた枝周りに互生し、夏の葉は、短い枝の先端に集中して付き、翌年まで残ります。
春と夏で葉の形と付き方が少々異なるので、名前同様、葉もちょっとややこしい (^_^;) 。
下の写真で言うと、左側の伸びた枝の葉が春に出た葉ですね(たぶん。)。
花は4~5月に開花し、花柄は長さ1mmと非常に短く、花の径も1.3~1.5cmと小振りで、色は淡紅紫色。
名前に関してはややこしいですが、とにかく、花はとても可愛いです。
ヒカゲツツジを楽しんで、ウンゼンツツジも楽しむ。
最高ですね !(^^)! 。
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