はぐくみ幸房@山いこら♪

「森を育み、人を育み、幸せ育む」がコンセプト。株式会社はぐくみ幸房のブログです。色々な森の楽しさ共有してます♪

キブシ

2020年03月05日 | 樹木・草花のお話

 今年(2020年)は暖冬で、例年より春の訪れが早く、キブシの花が咲いている地域も。

 

 キブシはキブシ科キブシ属の落葉低木です。

 また、先駆性樹種(パイオニア)で、陽あたりが良い場所を好むため、林縁部や谷沿いの斜面などでよく見かけます。

 早春の時期は、林道など山道を車で走っていると、花を咲かせたキブシがよく目に付くんじゃないでしょうか?

 

 何気に見ている方、目に入っている方が多いと思いますが、実は、キブシの花。

 食べられます!

 早春の山菜として、天ぷらで楽しめます!(あと、おひたしとか。)

 ちなみに、受粉した雌花が苦いそうなので、開花後は、お早めに採取の上、ご賞味ください・・・。

 

 花をじっくり観察し、8本の雄しべが確認できたら、雄花(両性花)です。

 逆に、おしべが確認できない場合は、雌花です(雄しべが退化しています。)

 あと、雄花の方が雌花より、全体(花序)が長いです。

 

 キブシの葉。

 葉の縁にあるギザギザ(鋸歯:きょし)が内側に曲がる感じが特徴的です。

 

 

 そして、秋になると実を付けます。(写真は未熟です)

 キブシの実は、染料の原料である「五倍子(ふし)」の代用として使われたそうです。

 なので、名前が「キブシ(木五倍子)」。

 

 あんまり、関西では見かけない気がするんですが、庭木や公園の緑化樹として使われているらしく、キブシの苗も売られています!

 というか、インターネットで普通に販売されています。

 個人的には、キブシを庭とか公園に植えるってイメージがないので、けっこう驚きです(^_^;)。。。


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