アカメガシワの樹皮は、「ベルゲニン」という苦味物質が含まれ、樹皮を煎じて飲むと胃腸薬になるそうです。
生薬として登録もされており、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃酸過多症に効果があるとされています。
道路の法面や耕作放棄地など陽当りの良い場所に繁茂し、非常によく見かけるアカメガシワですが、僕の身の回りでは、生薬として利用されることは意外と知られていません。
さて、アカメガシワの樹皮ですが、もう1つ有用な使われ方があります。
それは「籠(かご)」。
アカメガシワの樹皮は、結構丈夫で、その特性を活かして、籠を作っている方がいます。
樹皮を採取する時期は、水の吸い上げが盛んな6〜7月。
お盆を過ぎると、剥きにくくなると思います。
樹皮を剥いて、細く割いて、カゴを編むそうです。
樹皮利用の大変なところは、樹皮を採取するときに、チェーンソーが使えないこと。
伐採時にチェーンオイルを飛ばしてしまうので、オイルが付いた樹皮で生薬はマズイですよね。。。
カゴも人の肌に触れるものなので、オイルがつくことは気持ちいいものではありません。。。
今回、アカメガシワの樹皮が欲しいという方がいたので、採取しました。
ちなみに、伐倒は手ノコ、枝払いはナタを使いました。
チェーンオイルは植物性を使用していますが、やっぱり樹皮にオイルがつかない方がいいなと思うんですよね。
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