ずっと昔、林道を作設されたときの切り土面?かな、そこに生えていた変わった樹形のヒノキ。
一度、倒木したものの、再び、立ち上がったようです。
よーく見てみると、地面に接している幹から根が出ています。
倒木から再び立ち上がる時、地面に接した幹が樹体を支える基盤になって、上方に向かって、伸びたと思います。
その内、地面に接した幹から根(不定根)が発生し、今では根として機能しているようです。
ヒノキはスギよりも発根する力が弱いとされています。
根を損傷した場合、スギは再生しやすく、ヒノキは再生しにくい。
また、スギは挿し木しやすいが、ヒノキは挿し木がしにくい。
そんなヒノキも、倒木した後も、再び立ち上がるように、しっかりと根を再生する。
樹木の生命力はホントにスゴイなと、感心させられます。
一般的に、木材としての価値はありませんが、とても魅力あるヒノキです。
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