幼虫が基本

2008年03月03日 12時47分23秒 | コメディのかけら

セミは幼虫として、
地中で何年も過ごし、
地上に出て成虫となると、
わずか一週間で死んでしまう。

そんなセミの生涯を見て、
「はかない」というが、
本当にそうだろうか。

その一生のうち大半が地中なら、
本来、セミという昆虫は地中にいるのが人生のベースなのではないか。

幼虫という言い方をするから、
地中にいる間はまだ幼く、
ようやく地上に出て大人になった、
というふうに感じるが、
もしかすると、セミにとって地上に出るというのは第二の人生、
いわば老後ではないか、
ふと、そんなことを思ったのだった。