レジを打ち込む手元が、
明らかにおぼつかなかった。
「1610円です」
そう言われたので、
2010円出した。
店員がレジを打つ。
「1」
2010円出したのに、いきなり「1」だ。
明らかに間違っている。
しかし、店員はそのまま1010円と打ち込んで、
ようやく気づいた。
「あ」
あわてて、間違って入力した金額をクリアして、
再度、金額を打ち込んでいく。
「3220円」
どうやら先ほどの金額が消えていなかったらしく、
加算されてしまったようだ。
一瞬、固まった店員は、気を取り直して、店主に叫ぶ。
「すいません、また、間違えました!」
「また」なのかよ。