こだわりの蕎麦

2008年09月26日 09時59分00秒 | コメディのかけら

日本全国に何軒も支店のある某蕎麦屋の店頭に、
こんな看板があった。

「そばを毎日機械で作るこだわりで」

なんか変じゃないか。

この文章だと「機械で作る」ことがこだわりのように見える。
人間が作るより、機械で作った方が、
いつでもまったく同じ状態の蕎麦が提供できる、
そんなこだわりか。

いやいやいや。
仮にそんなこだわりがあったとしても、
客には伝わらないだろう。
だって、蕎麦は「手打ち」がありがたがられる食品なのだから。

まあ、実際は、
「毎日作っている」という部分をアピールしたかったに違いない。
ならばなぜ「機械」という言葉を入れてしまったのか。
なくても意味は通じるし、なくても嘘ではない。

よほど律儀な人間が書いたか、
それとも底抜けのバカが書いたか、
そのどちらかだと思う。