知り合いのお好み焼屋が、
この時期いつもはつけている暖房を
節電のために切ってみたが、
客からは何も言われなかったという。
それで気づいた。
「今まで必要のない暖房をつけていたんだ」
今回の節電を機会に、
こんなふうに不必要なものに気づき始めている。
電力の贅肉を落そう。
数年前、
地球温暖化を旗印に、
「エコ」が叫ばれた。
しかしその時、
夜の街のネオンを消そうとするものはいなかった。
だが、今回は違う。
あの時以上に、みんな「エコ」な生活をしている。
地方都市から出てきた人たちは、
今の暗い夜の東京を見て「なつかしい」と言う。
たしかに地方都市の夜は暗い。
いや、大都市・京都だって、
ネオンの規制があるから今の東京のような感じだ。
でも今の状態で特に不都合はない。
なにが必要でなにが必要じゃないのか。
考えるいい機会だ。
僕も「電力ダイエット」をしようと思う。