母親が亡くなったので、
その事後処理をしているのだが、
役所や郵便局のアナウンスミスが連発し、
辟易としている。
昨日は郵便局(ゆうちょ銀行)だった。
母親の貯金を相続という形で下ろすため、
一週間ほど前に汐留の郵便局で用紙をもらった。
すぐに貯金を下ろす請求ができるのではなく、
まず「貯金照会書」というものを出してほしいと言われた。
そんな手続きがあることは、この時、はじめて知った。
「これはどこの郵便局でも受け付けてくれますか」
「はい、大丈夫です」
窓口の局員とそんなやりとりをした。
数日後、
実家近くの郵便局に貯金照会書を出すと、
「本人確認できるものと、
親子関係を証明できる書類が必要です」
え?
つまり僕の戸籍が必要ってことか。
ちょっと待て。
汐留の窓口の奴、そんなことはひと言も言っていなかったぞ。
そして貯金照会書を見てもそんな但し書きはどこにもない。
ということは、教えてもらわないとわからないことだ。
なのに、何故言わない?
汐留の郵便局に問い合わせをすると、
「すいません」とただ謝るばかり。
完全に向こうのミスなのだ。
しかしその凡ミスのおかげで、
こっちはまた役所に行かねばならない。
実は区役所でも同じようなミスがあった。
年金の手続きをするために、
必要な書類を区役所の年金課で尋ねて、
それをすべて用意して社会保険事務所に持って行ったら、
ひとつ書類が違うと言われたのだ。
たしかに区役所の人間はその書類が必要だと言った。
なのに、違った。
役所の人間が誤ったことを教えてどうすんだよ。
郵便局にしても区役所にしても、
僕が問い合わせたことは、
そうちょくちょくする業務ではないのだろう。
しかしだからといってミスしていいわけじゃない。
むしろこっちだって、
一生の中でそう何度もする手続きではないのだから、
そこはちゃんと説明してほしい。
そしてこの2つの件がいっそう頭にくるのは、
ミスしたところで彼らはまったく傷まないのだ。
増えるのはこっちの手間ばかり。
彼らは電話口で「すいません」と九官鳥のように繰り返せばそれでおわりだ。
まったく、この怒り、どう収めたらいいのだろうか。