誤ったアナウンス

2011年10月12日 07時53分14秒 | アイデアのかけら

母親が亡くなったので、
その事後処理をしているのだが、
役所や郵便局のアナウンスミスが連発し、
辟易としている。

昨日は郵便局(ゆうちょ銀行)だった。

母親の貯金を相続という形で下ろすため、
一週間ほど前に汐留の郵便局で用紙をもらった。

すぐに貯金を下ろす請求ができるのではなく、
まず「貯金照会書」というものを出してほしいと言われた。
そんな手続きがあることは、この時、はじめて知った。

「これはどこの郵便局でも受け付けてくれますか」
「はい、大丈夫です」

窓口の局員とそんなやりとりをした。

数日後、
実家近くの郵便局に貯金照会書を出すと、

「本人確認できるものと、
 親子関係を証明できる書類が必要です」

え?
つまり僕の戸籍が必要ってことか。
ちょっと待て。
汐留の窓口の奴、そんなことはひと言も言っていなかったぞ。
そして貯金照会書を見てもそんな但し書きはどこにもない。

ということは、教えてもらわないとわからないことだ。
なのに、何故言わない?

汐留の郵便局に問い合わせをすると、
「すいません」とただ謝るばかり。

完全に向こうのミスなのだ。

しかしその凡ミスのおかげで、
こっちはまた役所に行かねばならない。

実は区役所でも同じようなミスがあった。
年金の手続きをするために、
必要な書類を区役所の年金課で尋ねて、
それをすべて用意して社会保険事務所に持って行ったら、
ひとつ書類が違うと言われたのだ。
たしかに区役所の人間はその書類が必要だと言った。
なのに、違った。

役所の人間が誤ったことを教えてどうすんだよ。

郵便局にしても区役所にしても、
僕が問い合わせたことは、
そうちょくちょくする業務ではないのだろう。
しかしだからといってミスしていいわけじゃない。
むしろこっちだって、
一生の中でそう何度もする手続きではないのだから、
そこはちゃんと説明してほしい。

そしてこの2つの件がいっそう頭にくるのは、
ミスしたところで彼らはまったく傷まないのだ。
増えるのはこっちの手間ばかり。
彼らは電話口で「すいません」と九官鳥のように繰り返せばそれでおわりだ。

まったく、この怒り、どう収めたらいいのだろうか。