中華料理店の入り口にて

2011年11月16日 15時50分33秒 | コメディのかけら

昼食を食べようと、
お目当ての中華の店に行ったら、
この店にしようかどうか店頭のメニューを見て迷っている老夫婦がいた。

その二人を追い越すかたちで、
2階にある店に行ったのだが、
その時に思ったのは、
僕たちで満席になってしまったらちょっと嫌だなということだった。

別に僕たちが悪いことをしているわけではないが、
後からあの老夫婦が来て、
満席ですと断られるのを見るのは、
なんとなく気分が悪いじゃないか。

そんなことを思いながら、
店に入ったら、
幸い座敷の席が2つ空いていた。

よかった。

そしてしばらくして先ほどの老夫婦が来た。

ますますよかった。

と思って見ていると、
どうやら座敷の席はお気に召さなかったらしく、
帰っていってしまった。

「僕たちが座敷に移りますよ」
と気をきかせて言うにしては微妙な距離だったしなあ。

なんとなく最初の自分の心配も含めて、
一連の出来事がもやもやしたものが残る感じだったのだ。