街が変わっていく事情

2012年04月27日 18時11分28秒 | アイデアのかけら

少し前になるが、
ひさしぶりに下北沢で芝居を観終えて、
劇場を出て驚いた。

キャバクラの客引きがいたのだ。

よくよく見れば、
いたるところに客引きがいる。

それもそのはず、
いたるところにキャバクラが出来ている。

かつても下北沢にその手の店はあった。
しかしその大半はメインの通りではなく、
そこから横に入った路地にあった。
そのせいか客引きの姿もほとんど見かけなかった。

いったい何があったのだ。

同じころ、
僕の住む経堂の街に、
ややこしい筋が経営するキャバクラが進出して来ようとしたが、
大家が直前にそれに気づいて断ったという話を聞いた。

実は以前にも経堂に、
ややこしい筋の店が近寄ってきたが、
いずれの時も大家が断り、
入り込んでくるのを防いだそうだ。

下北沢に話を戻そう。

今、キャバクラとなっている某所は、
僕が住んでいた頃は個人経営の飲食店だった。
その後、しばらく激安チェーン店だったが、
それもなくなりキャバクラとなっていた。

これはどういうことなのだろうか。

やはり家賃の高騰で、
個人店や激安チェーン店では、
経営が立ちゆかなくなったということか。

そして空いてしまった物件を、
そのままにしておくのも無駄だと思い、
大家がキャバクラに貸してしまったのだろうか。

大家には大家の事情があるのもわかる。
そんな大家の事情が街を変えていく。

駅の改修工事が終わるころ、
下北沢の街はどんなふうになっているのだろうか。