前方後円墳を見に行く

2013年04月15日 10時03分27秒 | 旅のかけら

天理にある石上神社から、山の辺の道を歩いた。

この道を歩く目的は人それぞれだろうが、
僕の場合、目的は道中に点在する古墳を見ることだった。

道中には航空写真が添えられた丁寧な案内板があり、
とてもわかりやすい。

いくつも古墳を見て歩いた中で、
僕のお気に入りを1つ挙げるとすれば、
「西殿塚古墳」である。

ガイドブックや案内板には「衾田陵」と表記されており、
継体天皇の皇后が祀られているという話だが、
考古学的に見ると、古墳の形状と継体天皇の時代に開きがあるらしい。
なので、ここでは西殿塚古墳と記すことにする。

この古墳、山の辺の道から少し脇に入ったところにある。
案内板が出ているが、その先にあるのは住宅。
本当にこっちでよいのかと不安になる。

住宅のあいだを抜けていくと、
今度は目の前に果樹園が現れる。
果樹園のあぜ道を歩いていくと、
目の前に小山が現れる。
それが、西殿塚古墳である。

前方後円墳といえども、
真横から見たらただの小山だ。
だが、不自然にそこだけ盛り上がってる様は、
明らかに人工物である。

周囲には春の若葉をつけた果樹園。
背景には奈良の山々
青い空。
そのあいだに鎮座する緑濃い丘。

すべてがいったいとなったその景観が、
なんとも心に響く眺めだったのだ。

もし山の辺の道を歩く機会があったら、
ぜひ脇道を入って、見に行ってみてください。