良くも悪くも手の内は明かさない

2016年11月06日 17時34分07秒 | 業界のかけら

ロケVTRをプレビューを終えた後、
ある作家が「こういう画はないか」と尋ねた。

普通は撮る画だが、今回は撮れていなかった。

ディレクターによると、
現場でちょっとしたトラブルが起き、
かなり困難な状況の中でのロケとなり、
そこまで撮ることができなかったのだという。

ガチのロケだからこそ起きた事態だ。
ならば仕方ない。
よくぞ現状のVTRのところまで撮影し、
各所の許可を得られたものだと僕は感心してしまったのだが・・・。

Pは違った。

「お前さ、そんな現場の事情を作家さんに言ってどうすんだよ!
 みんな優しいから聞いてくれてるけど、普通はありえないぞ、そんなの!」

き、厳しい。

今回の件に関してはそこまで言わなくてもと思うが、
この厳しさも若手ディレクターを育てるための愛のムチなのだろう。