ロケVTRをプレビューを終えた後、
ある作家が「こういう画はないか」と尋ねた。
普通は撮る画だが、今回は撮れていなかった。
ディレクターによると、
現場でちょっとしたトラブルが起き、
かなり困難な状況の中でのロケとなり、
そこまで撮ることができなかったのだという。
ガチのロケだからこそ起きた事態だ。
ならば仕方ない。
よくぞ現状のVTRのところまで撮影し、
各所の許可を得られたものだと僕は感心してしまったのだが・・・。
Pは違った。
「お前さ、そんな現場の事情を作家さんに言ってどうすんだよ!
みんな優しいから聞いてくれてるけど、普通はありえないぞ、そんなの!」
き、厳しい。
今回の件に関してはそこまで言わなくてもと思うが、
この厳しさも若手ディレクターを育てるための愛のムチなのだろう。