午前中の小田急線に乗っていると、
「混雑」もしくは「集中混雑」の影響で遅れている、
というアナウンスをよく耳にする。
混雑の影響で客の乗り降りが、
予定の停車時間よりも長くかかってしまったわけで、
そう考えると、利用者が現在の輸送力を超えてしまっている気がする。
しかしながら、時間がかかったとはいえ、
乗り切れない乗客がいなかったとすれば、
物理的な輸送力は足りていることになる。
乗客がコンピュータ管理された積荷のように動けば、
現在の電車の本数でも十分であるはずだ。
というようなことを混雑の影響で遅れる電車の中で考えていたが、
理屈でいえば後者かもしれないが、現実は前者だ。
少子化とはいえ、
まだしばらくは東京近郊の人口は増えるのではないか。
そんな中、交通、特に朝のラッシュに関してはどうなるのだろうか。
山手線はもちろんだけど、
ホームの問題でおそらくこれ以上、編成を長くすることのできない
地下鉄銀座線や丸ノ内線は、井の頭線は・・・どうするんだろうか。
この手のことを研究されている方に、
番組作りに便乗して、ぜひお話を聞きたいと思っている。