友人の舞台女優が、よく観る悪夢が2つあるという。
「台本がまだ全部出来ていないのに、初日の舞台に出なければいけない」
「楽屋に行こうとするが、楽屋口が見つからない」
後者の悪夢はとても興味深い。
舞台の演出家は、
「役者が自分の言うことをまったく聞いてくれない」
という悪夢をよく観るそうだ。
僕も締め切りに関する夢をよく観る。
「明日が締め切りなのに卒論がまだまったく書けていない」
「今日テストなのに、まったく勉強をしていない」
なぜか大学生時代のこととして。
知り合いのマッサージ師の悪夢はこうだ。
「どこを押していいのかわからない」
確かにそれは悪夢だろう。
こうして見てみると、
職業ごとに「典型」の悪夢がありそうだ。
シェフは、パイロットは、バレリーナは、総理大臣は、
どんな悪夢を観るのだろうか。