プロセスが失われた世界

2017年11月18日 10時44分59秒 | コメディのかけら


「1つ1つの詳細は残っておりませんが、
 その会議の記録は当然残っております」



この台詞がフィクションの中に出てきたら、
僕の好きな類の言葉だ。
特に「当然」という一語が付いているところがいい。

しかしながらこれは、
「この現実」で発せられた言葉で、
しかもそれがまかり通っている…。

いつの間か僕たちが住むこの世界も、
カフカ的別役実的世界に侵食されつつあるようだ。