半ライスの悲劇

2019年09月16日 08時13分33秒 | コメディのかけら

地元の町中華の昼飯時、
肉体労働していると思しき男が入ってきて、

「ラーメンと半ライス」

店に入る前から決めていたのだろう。
メニューも見ずに注文した。

数分後。

男の前にまずライスが運ばれてきた。

どんぶり飯だ。

すぐさまラーメンも来る。

こちらも通常ならば大盛りの量。

男は予想をはるかに超える量におののきながら、
食べ始めた。

男は知らなかったのだ、
この店には「4分の1ライス」なるものがあることを。

メニューを見ていれば、
この悲劇は起こらなかったかもしれない。