ラオスの塩

2019年09月19日 08時05分58秒 | チシキのかけら
ラオスの塩を味見した。

ラオスといえば海のない国だ。

岩塩?
と思ったが、そうではないという。

ラオスがある場所も大昔は海で、
海底が隆起して、今の陸地が誕生した。

しかしヒマラヤほど隆起しなかったので、
塩分を含む地層が地下深くに残った。

そこへ、
高温多雨の土地柄、
常に多量の雨が降り染み込み、
地中の塩分が溶かされ、
地下水ならぬ「地下塩水」の水脈ができた。

それをポンプで汲み上げて、
製塩しているのだという。

なるほど。

角のない味の塩でした。

同席した料理研究家の方曰く、
料理に使うのではなく、
直接なにかにかけて食べる方が、
この塩の良さが活きるそうです。

再び、なるほど。