ある国の刑務所で、
拷問にあった外国人の証言映像を見た。
あんなに非道なことが、
今も行われているとは…
胸は痛むし、腹の底が冷たくなる。
証言者が拷問の様子を描いてくれた。
それが問題だった。
ヘタなんだよ!
ただのヘタじゃない。
笑っちゃうヘタ。
拷問を受けている人物は、
描いている本人にどこか似ているし、
なぜかすべて笑顔だし。
「画伯」感があふれまくっていた。
面白かったなあ。
いやいや、面白いなどと言ってはいけないのだが。
でも、あの絵はなあ。
僕の頭では思いつくことはできない
喜劇性がそこにありました。