近隣のお社三景

2021年01月10日 13時04分52秒 | その他のかけら
週に一度か二度しか電車に乗らない生活が続いている。
運動不足を解消するために、散歩をすることが増えた。
我が家を中心に半径500メートルにある道は、
すべて歩き尽くしたはずである。

そこで気づいたのは、
我が家の近所には小さなお社やお地蔵様が、
やけに多いことだ。

その多くは、
どなたがお世話をしているのかわからないが、
きちんと手入れがなされ、
時には花やお菓子がお供えされている。

その一方で、
なんとも不遇なお社やお地蔵様もある。

例えば、
正面に至るルートを自販機に塞がれてしまっている小さなお社。
ギリギリ通れないことはないのだが、
手入れをする人以外、正面に行こうとは思わないだろう。

我が家の近くのお地蔵様は、
屋根がつけられて、それなりに護られているが、
真横に集合住宅のゴミ集積BOXがある。
以前は、ふたつの位置関係は違ったのだが、
集合住宅が建て替えられた際に、今の配置となった。
たしかにあの場所がゴミ収集車をつけるのに適しているのはわかるが…。

僕が見つけた中でもっと不遇だと思ったのは、
ある一戸建ての壁と隣のアパートの間に出来た狭い三角地帯に建つ
小さなお稲荷さんだ。
そこは一応アパートの敷地のようで、お社の前には空調の室外機。
手入れしている人もいないようで、古ぼけた皿や空き瓶が、土に汚れていた。


最後のお社のようなものは、
そのままにしておくのも忍びないので、
しかるべきやり方で廃社した方がいいのではないだろうか。

まあ、誰がやるのかという問題もあるし、
そもそも気になっていないかもしれないが。