猫の罠

2021年10月10日 21時23分17秒 | コメディのかけら
秦野に行った。

秦野市のHPに載っている、
ハイキングコースをひとりで歩いた。
平日だったので、
すれ違う人もいなかった。

雑木林の道を抜け、
住宅街に続く道に出た時、
猫の鳴き声がした。

見ると、
路肩に猫がいた。

写真におさめようとスマホを向ける。
普通ならば警戒するところであるが、
猫は鳴きながら近づいてくる。

しかも僕の間近に来た時、
ごろんと路上に寝転がった。

これはどう受け止めればいいのか。

誘われるがまま、
猫をあやすべきなのか。
それとも、
そんなことをしたら、
牙をむかれるのか。

罠だ。

猫が俺を試しているのだ。

営業再開リハビリ期間

2021年10月10日 08時58分46秒 | 新型コロナ

馴染みの酒場に行った。

夫婦でやっている小さな店で、
緊急事態宣言中はずっと閉めていた。
やはり酒が出せないと売上的に厳しい、
さらに来客数も読めないので食材の仕込みの判断も難しい、
ということで閉めていた。

東京の緊急事態宣言が解除されて一週間。
そろそろ常連客が一巡した頃だろうと思い、
様子を見に行った。

曰く、
「先週は体力的にキツかった」

店主は身長180センチを超える大柄の男性。
いかにも腕っぷしが強そうで、
実際、若い頃はかなりのあらくれ者だったそうだが、
そんな彼が、

「3~4時間なので大丈夫だと思っていたんですが、
 まったくダメでした」
「毎日、次の昼間ぐったりして動けませんでした」

飲食店で働くというのは、
アスリートと同じようなものなのだろう。
休んでしまうとパフォーマンスが低下する。

同じようにずっと店を閉めていたもつ焼き屋の店主は、
店の再開を前に、ジムに通い始めたという。

10月24日までのリバウンド防止措置期間、
飲食店は不満に思っているのかと思っていたけど、
上記のような個人経営の店の場合、
営業再開リハビリ期間として、
これはこれで助かっているというケースもあるようだ。