Jan.1(Mon.)
■今日という日。
深夜、リタの様子がおかしい。
普段は一度目覚めても、またすぐ眠りにつくのだが、
もぞもぞと動いていっこうに眠ろうとしない。
嘔吐する。便も下痢気味だ。
なす術もないまましばらく様子を診ていると、
ようやく落ち着き眠りにつく。
我が家の元旦は義父から届くお節が食卓を飾る…はずなのだが、
あれ、午前10時を過ぎても届かない。
数年前、配送会社の事情で午後に届いたことがあったが、
やれやれ今年もそうかと思いながら、家人(大)が年始の挨拶代わりに、
電話をすると…行き違いがあって、今年はお節、送られていませんでした。
義父からのお節を当てにしていたから、何の用意もしていない。
しかし、これは我が家が悪い。
毎年、高価なお節が届くのが当たり前だと思っていて、年末に確認もしていなかった。
ご厚意に甘えることに慣れてはいけない。
我が家の慢心を諌められたような出来事だった。
夕食用に仕込んであったタンドリーチキン風の料理とその他、年末の残りものがお節代わり。
まあ、家人(大)と二人だし、これはこれで記憶に残る元旦だ。
昼過ぎ、廊下に赤いジャム状のものが落ちているのに気づく。
リタの便だ。血便!?
慌てておむつを外すと、赤い便が大量に出ている。
獣医である弟に電話。昨夜の状況と現在の状況を伝える。便の写真も送る。
すぐさま駆けつけてくれた。
症状を抑える注射をし、飲み薬も持ってきてくれた。
リタは現在、膀胱炎治療用の抗生剤を服用しているのだが、
それが合わないのではないかという所見。
とりあえず、抗生剤の使用をいったん止めることにする。
それにしても、弟が獣医で助かった。
リタの様子も落ち着いたので、天祖神社へ初詣。
元日からいろいろあったので、珍しく破魔矢を買う。おみくじは小吉。

『ゆうらん古書店』に寄り、2024年最初の一冊を購入。
W・アレンを主人公にしたコミック。そんなものがあるとは知らなかった。

ついつい『さばのゆ』の前に来てしまう。初詣の帰り、よく立ち寄ったものだ。
夕食用の料理を朝食べてしまったので、元日から開いている唯一のスーパーで食品を購入。
その帰り道、石川県の地震のニュースを知る。
家人(大)の実家である新潟にも警報が出ている。
安否を確認する。幸い特に被害はなかったようだ。
帰還後、しばらくテレビに張り付く。
北陸はつい半月前、旅行に行ったばかりの場所だ。
まだ記憶に新しい場所が被災しているのを見ると、特別な感情が湧く。
1時間置きぐらいに状況を確認する以外はテレビを消す。
夕食は、出来合いの前菜やサラダ、家人(大)が作った白菜とベーコンのクリーム煮。
それを肴に、ちょっと良いシャンパンを開ける。
元旦に話すはずだった、今年の展望について語り合う。