闇夜の烏の変な世界

とりあえず、何にでも興味持ちますw
日々、気になった事を日記感覚でアップしてみようかと。

素晴らしきLC70よ もういちど!

2014-11-12 23:33:00 | 日記

​今となっては滅多に見る事が無いLC70系。

クロカンフィールドではまだ多いようですが、LC40系と違って生活の中の一部として愛用するマニアが少なかったのか本当に街中では見ず残念。

とはいえ、LC40系の後に登場したLC70系は今見るとまだまだ「荒馬」の印象が。

実際、中期以降に登場するコイルバネをフロントに持つバリエーションでさえかなりの走破性を発揮するそうです。

 

bj70-bkt1.jpeg 

こんな地形にトライできるのも、全長全幅がコンパクトで足が長く、十分なトルクが発揮できたLC70系の凄さじゃないかな?

 

再販されたランクル70を見て多くの人が残念に思ったかも。

こうしたフィールドでも絶大な威力を発揮した「ランクルの再来」を期待すれば、肩透かし感になりますね。

因みにこの「スリバチ」は進入して90度方向を変えて脱出するという、クロカン競技では定番のセクションです。

「どんな地形でも必ず前進し目的地に着ける」、私は「ランクル」のイメージにそんな信頼が含まれると感じます。

 

相棒として信頼でき、共に楽しめたあの頃の「ランクル」が懐かしい。

 

v4964a.jpeg 

こちらが恐らくLC70STD、私が一番好きなLC70系だと思います。

乗用車に乗ってた友人が奮起して買ったLC70STDは、5気筒ディーゼル+5速MTで幌車という普段使いも遊びもこなす素晴らしい車でした。

今見てもコンパクトで、4,045mm×1,690mm×1,895mmは全高こそ高いものの、今注目しまくってる新型デミオとほぼ同サイズ!

そこに3,469ccのディーゼルエンジンですから非力なワケが無い。

取り回しが楽だからコンビニにちょこっと、なんてのも全然Ok!

ちゃんとエアコンも付きます(笑。

フロントブレーキがディスクになってるので、安心度が高まったのもこのモデルの良さ(LC40系は四輪ドラム)。

幌となればオープンにしたいところですが、このモデルはトヨタが「幌だけどクローズドに近い快適性を!」と奮起したのか、正直外すのは並大抵な事じゃ無くなったのが残念かな。

何で幌なのにリアガラスがビニールじゃなくて「ガラス」なんだか(汗。

アフターの簡易幌に換装、多少の雨漏りでも良しとしたオーナーが居たの判るかも。

 

とまぁ、時代の向こうに消えて行ったクロカン四駆の一つを思い出すと寂しいものです。

大きな理由は「四駆ブームの終焉」だったのは間違い無い。

ただ、オイルショック時に設けられた軽油の税制優遇措置(リッター60円とかって…)の終了、4ナンバー車(小型貨物登録)の税金引き上げ、メーカーによるディーゼルエンジン改良敬遠(各メーカーはガソリンに注力してた)による化石化等が要因だったのも見逃せない。

残念ながら、今の自動車保安基準は「乗用車」を基準に設けられているため、こうしたクロカン四駆を生かす余地は考慮されてない。

 

ランクル70再販の件も、こうした時代の流れに阻まれての苦肉の策だったかも。

納得はできないけど理解しなきゃいけない現実。

判っちゃいるけど、それでももう一度素晴らしい「ピュアなLC70」を望んでる自分が居たりするワケで。

 

「あの素晴らしきランクル70系よもう一度!」


そしてLC40系が登場♪

2014-11-12 21:30:00 | 日記

​そしていよいよLC40系が登場し、一気に国内はもとより世界にその名を轟かす事になりました。

私が高校生の頃まで現行車種だったのですが、免許を取る頃には70系にバトンタッチ。

市場では「ランクルは終わった」と言われてたようですが、後の肥大化を見ると「70系まではランクルっぽかったよね」と評価がなるみたいで(笑。

どうやら愛好家の中では極限のクロカン能力を有する王者こそ「ランクル」って事になってるみたいで。

 

IMG_6153.JPGこちらはBJ41Vの後ろ姿。

前オーナーによってテールランプが社外製に替えられて「FJっぽく」なってますがディーゼルです。

この丸い屋根、独特のウィンドウ、観音開きの使い易いリアゲートが私は大好きなんです(笑。

LC40系は歴史が長く、時代ごとにバリエーションがある事や、世界中にアフターパーツが溢れてた事でこうしたカスタマイズがオーナーによって自由に行われた車でした。

良く見れば、この車もバックミラーを、フロントウィンドウが倒れた(倒し易い)時代の「フェンダーからロングアームで伸びるタイプ」に交換されてるし。

 

IMG_6152.JPG 今再販(?)されたLC70系でコメントがあるように、ランクルとは壊れない、そして壊れても直ぐ直せる事が世界中から愛されてる理由だと述べてますが、それは正にこのLC40系が勝ち得た評価だと思います。

向かって左のような凄い状態の車も、ボディーを降ろし、機関を整備して直すと右のように新車同様に直っちゃうあたりが凄いですよねぇ(汗。

因みに向かって左はディーゼルのBJ40Vに改造を施してるようです。

右側がFJ40(幌車)、4リッター直6の強烈なエンジンを乗せた「世界のランクル」です(海外の殆どがガソリンエンジン車だったようです)。

リッター3km程度と財布に痛いものの、この強烈なエンジンにはいまだ根強いファンが多い伝説のFJ型です。

国内では発売からオイルショックの頃までしか生産されなかったFJ型は前期の特徴が満載。

先の40系のようにフロントウィンドウが倒れる(幌車)構造なため、邪魔にならないようバックミラーがボディーの脇から上にウニョーンと伸びてます。

また、ワイパーが「上から生えてる」のも特徴で、これは窓を倒した際にモーター(左の車のウィンドウ下部参照)がボンネットと干渉しなよう、ジープ同様に車内側に飛び出してる事にに起因してます。

下側にはデフロスターがあるため、やむなく上側にモーターが移動し、結果ワイパーも垂れ下がりました。

う~ん、ジープでもそうだけど、「拭き残し」がツーーーって垂れてくるのが味というかイラっとすると言うか(笑。

ディーゼルの時代になると幌車がほとんど無くなったせいでしょうか、フロントウィンドウを倒す機構は残ったものの、実際には固定して使うのに適した形となり、ワイパーは下から伸びてモーターが外に飛び出し、バックミラーは普通のフェンダーミラーやドアミラーに改められてます。

 

MARUGO.jpg 

はい、恥ずかしい写真出ちゃいました(汗。

私はこのBJ40でサブドライバーさせて頂き、仲間とオープンを満喫してました(助手席が私…)。

まだ自分のジープを買う前年、仲間のJ54とこのBJ40で運転を学びました(懐かしー)。

このようにランクルの40系幌車は開けるとオープンになる構造でした。

が、ジープと違い割切った構造故にやや問題も。

ドアシルが「ドアの形」に大きく開いてるため、前輪が跳ね上げた泥とかがバシバシ車内に飛び込んできます。

ウィンドウは倒れて爽快なものの、ヒンジの構造とボンネットの形状から窓が高い位置で固定されるため、運転席からはボンネットとか殆ど見えず前方視界はかなり悪い。

フロントフェンダー後ろの「蹴とばし窓」が空いてるの判るかな?

エアコンの無い時代の車が「少しでも「外気を取り込もう」というこうした装備、今見ると新鮮に映るのは私だけ?

こうしてランクルのディーゼル、ジープのディーゼルと楽しんだ私は、殆ど抵抗無くディーゼルのジープを買い、道を外れ(?)てしまったワケです。

何れもマニュアルの4速、ぶ厚いトルクの恩恵は物凄く楽しく、自動車に対する認識を揺さぶられました。

 

IMG_6151.JPG 今は窒素酸化物の規制等で排気ガスを浄化する装置が必要だとか、東京都内は某元I都知事が自分のミスを棚に上げ「都内走行不可」としたため乗り入れられない等の課題を背負わされたディーゼル四駆。

でもターボを持たない大排気量ディーゼル故に、このLC40(BJ)なら比較的楽に楽しめる♪

どんなに沢山の荷物を放り込んでも楽々走っちゃう粘り強いエンジン、タフな4輪駆動システム、足元設置になるけどバンボディーならエアコンも効く、意外とコンパクトなサイズ(特に幅)、そして何より愛嬌あるこの姿はイマドキ無いテイスト満載。

 

ちょいと古い車だけど、若い人に乗って欲しいと思っちゃう。

こんな容姿で乗り付けて、「おーい、どっか遊びに行こうぜ!」って仲間と出かけるなんて画になり過ぎ?(笑。

エコカーに箱乗りもイイけど、こんな車で顔突き合わせながらワイワイって良くないですか(^ ^w 


トヨタの意地が見えたLC20系以降

2014-11-12 20:52:00 | 日記

​正直、40系は街中でもまだまだ見る機会があるものの、20系や30系となると殆ど「伝説のランクル」みたいなもので、私も実車を見た事がありません(汗。

なので、これまた頂いた貴重な画像を何枚か。

 

 historylandcruiser.jpeg

モーグル地形にトライするランクル。

恐らく20系?

手元のCCV誌(石川さん等の有名な雑誌)6号(平成4年発行)にある、レストア中のFJ21の画と比べると、燃料タンクのフィラー形状が一致する事、ドアアーチがジープタイプ(丸いエグリ)なままな事からLV20系と思われます。

既に後のベストセラー40系の特徴でもある「低くフロントグリルに寄せられたヘッドライト」や、「丸みを帯びて強度を増す形状のフロントフェンダー」、「縦に大きなラジエーターに風を導くためにボンネット前方に開けられた同風口」などが見て取れます。

 

p_20_p.jpeg 

う~ん、これはちょっと私では良く判らないけど、多分LC30系?

まだまだこの頃はJeepの面影から脱し切れて無い感じがしますが、既に「ランクル」としての風格も感じられます。

 

 pg_paredo.jpeg

土佐とか高(高知?)の文字から、四国を走る警察仕様(下半分が黒く塗られてる)のLC30系と思われます。

いつ頃の画なんだろう(笑。

ウィンカーが枝木式で、ピョコンと飛び出す形式な辺りがノンビリとしだ時代を感じさせます。

バンパーの上には「クランク棒」を差し込む支えがまだ残ってますが、これは後の40系では廃止されてるかも。

軍用となれば、セルが故障しても動かさないワケにはいかないため、こうした人力でエンジンを掛ける仕組みも実用だったのかもしれません。

この時代はロールバーやシートベルトが義務化されてないので、横転した時は「神に祈りましょう」でした。

後ろの車で立ち上がって振り返ってる人がいますが、今の車じゃ考えられない光景に苦笑しちゃいます(笑。

 

二次試験風景.jpg 

 はい、有名な警察予備隊(後の自衛隊)納入を巡り、日産(パトロール)や三菱(Jeep)と火花を散らした試験風景です。

ナンバープレートが民需用車でない事を表してます(ラジエーターに桜の紋章あるしね)。

結果的にJeep(ウィリスかな)のライセンス生産権を有する三菱がJeepで勝者になり、長く自衛隊のジープとなるのですが、これによってランクルは更に民需に注力して後の40系で世界的大成功へと躍進したと言えそうです。 


古い画像を引っ張り出して見た ランクルのご先祖~♪

2014-11-12 20:23:00 | 日記

​ちょっとランクルの話題に触れたので、パソコンの奥から古い画像をさがしてみました。

まずはランクルのご先祖様、トヨタBJ。

 id_toyota_jeep_1953.jpeg

細部がJeepにそっくりですが、かなり長く伸ばされたホイールベース(というかボンネット?)で間延びした印象が。

これでは小さな起伏を乗り越えた時に亀の子になる恐れが。

それでもこうデザインしたという事なのでしょうね。

GAZOOの記事では私が見た事無いBJ画になってます。

ホイールベースが見直されてるッポイ事、ライトが後の20系(30系、40系)に似たメッキグリル付き大型タイプになってる事から、後期の改良型かな?

私が知ってるBJ型というのはこちらになります。

 

TOYOTA_BJ.JPG 

こちらは恐らく河川走行試験の画ではないか、と。

室内に水が入るのを嫌ってか、ドアっぽいモノが付いてます。

あの大径タイヤの殆どが水没してる事から、水深は50cm前後でしょうか?

ジープタイプの車が災害に強いというのも、こうした誕生背景が生きているのかもしれませんね。

 

あ、これらの画像はインターネットが登場する以前、パソコン通信か何かで頂いたものです。

だもんでスッゴク小さいのはご愛嬌という事で(笑。

(音響カプラーやモデムの時代なもので)