最近のスズキ車は、どうやらドライな乗り心地に向かうらしい。
「エスクード」の走りは楽しかったが、乗り心地はそんな感じ。
SX4がシットリ滑らかに動くのとは、正反対。
まるで、大昔のホンダ車に乗ってるかのよう。
このところ、「エスクード」 以降、「イグニス」 「ヴァレーノ」 と次々新型を投入するスズキ。
でも何となく私的に刺さるものが見当たらない。
インドの マルチ・スズキ が生産する新型車 「ヴィターラ・ブレッザ」。
この動画を見つけた。
う~ん、何か良い気が。
(何しゃべってるのか少ししか判らんが)
細部を見れば全然違うが、初代 「エスクード」 が持っていた 「カタマリ感」 のようなものを感じる。
インドなので右ハンドルだから違和感無いってのもあるけど、ハンガリーの 「エスクード(ヴィターラ)」 より間延び感が少なく 好みかも♪
現地仕様は、1.3Lディーゼルターボ、5MT、FF と、そのままではちょっと響かない。
エンジンはそのままでいいかなぁ、あるいは東京モーターショーに出品した、マイルドハイブリッド+AGS+モーターの新世代ハイブリッドとか♪
ミッションは5MTも残しつつ、「エスクード」 で好印象だった 最新の6AT も加えたら AT限定免許でもOkになる。
FFは、雪国の 「生活車」 として活躍する事、またスポーツ走行を楽しめそうな事から、「ALL GRIP」 も是非加えて欲しい!
王者スバル とは方向性も熟成度も違うだろうけど、意外と面白い走りが好印象だったので。
内装は、インパネ周りはそんなに悪く無いんだけど、シートの表皮とか、思わず 「昭和かいっ!」 って突っ込みたくなるような安っぽい布地は勘弁してほしい(数年で破れそう…)。
せめて 「エスクード」 の 「本革+合成布」 レベルの内装になったら、日本でも十分通用すると思うのだが。
と、動画を見てると、自分好みの仕様があったら 相当面白い1台だと感じるのです♪
コンパクトで、全長が4m未満(フェリーが安くなるな)の コンパクトSUV。
日本の国土にマッチしたサイズ感。
それでいて、どうやらユッタリと頭上スペースもありそう。
動画を見ていて、リアシートの倒し方にちょっと感動。
我が家のⅡ型SX4のような タンブル式とはまた違った方法です。
リアシートの 「座面」 を前シートの背中に倒し込み、次にヘッドレストを外した 「背もたれ」 をパタンっと前に倒す。
かなり本格的な 「フルフラット」 になってるように見える!
一般的なシートだと、座面と背もたれの 「厚み」 が重なり、段差になったり、傾斜して水平になり難い。
プジョー「2008」 のように、倒すと座面が下がってフルフラットなんてギミックもあるが、普通は平らにならない。
この点、「ヴイターラ・ブレッザ」 は実に使い易そう(荷物運搬も)に見える。
ユッタリとした室内空間、優れた運搬スペース等、生活の友として 足にするにはかなり面白い「素材」 と感じた。
十分な股下高があり、ALL GRIPが付けば 降雪地域での安心度がかなり期待できそう。
そんな目で見ていたら、最近のスズキが 「脱軽」 を目指して次々に投入する車の 微妙な感じ がちょっと寂しく思えて…。
私的に スズキ は 人の生活に密接に関わるメーカー としての価値が広く浸透してきたと思ってます。
軽トラも、軽自動車も、人々の 「生活の足」 として大切な役割を担っている。
なので、それをいきなりドーンと投げ捨てるような展開は、過去の「キザシ」 とかを見るまでもなく、ユーザーは迷ってしまうと思う。
「スイフト」 がやっと新境地を開き、高評価を得るに至ったのを生かさない手は無いな。
「イグニス」 は面白いと思う。
なら、「エスクード」 じゃまだ大き過ぎるが、人も荷物も安心して運べる、雪国でも喜ばれる車として 「ヴィターラ・ブレッザ」 はどうだろう?
そのままの仕様を日本で売っても厳しそう。
でも、今のスズキなら それを昇華させるアイテムが揃ってるように見える。
「ヴェゼル」 「CX-3」 、コンパクトだけど、中身がギューっと詰まった 高品位コンパクトが 日本のみならず世界でウケてると聞く。
今の スズキ はココが抜けてる。
「マルチ・スズキ」 のバッヂ(意外と恰好良い)のままでもいい。
Made in インド がちょっとしたスパイスになれば、かなり面白くなる気がする。
…、毎度文章が無駄に長い(涙