今週の 「クルマでいこう」 は スズキ 「バレーノ」 でした。
私的には 「エスクード」 を先に取り上げて欲しかったなぁ。
とはいえ、スズキの乗用車オーナーにとっても 謎が多い 「バレーノ」。
内容が気になります。
のっけの試乗シーンでの説明は、走りに関しては意外に良さ気なコメントが。
ただ、「バレーノ」 は 2グレードあり、それぞれパワートレーンの構成が極端に違います。
番組で評価したのは 上位グレード。
1LのダウンサイジングターボにトルコンATを組み合わせ、ハイオク燃料になってる。
下位グレードは1.2LのデュアルジェットにCVTを組み合わせ、レギュラー燃料です。
良く見掛ける記事は、「ダウンサイジングターボ」 の印象が良いが、ハイオク燃料で減税対象外になるので選択し難いとか。
変速機も、「CVT」 より 「トルコンAT」 の方がイイというもので、今回の番組でも CVTで無い方が良いと指摘していますね。
CVTがダメとは思わないけど、あのエンジン音が勝手にフラフラと変わるのに 車速とリンクしない違和感はどうにも古い人間には 気色が悪い(汗。
エコカーと呼ばれる車には普及率が高いから、それに慣れた人には違和感無いんでしょうね。
でも、私は 車速 と エンジン回転 がリンク(直結)するのが 運転(コントロール?)する上で大切と体に染みついてるから 、やっぱり苦手なんですよね CVT…。
さて インド生産の輸入車、「バレーノ」。
「品質」 は? 「性能」 は?と気になります。
我が家の 「SX4」 が ハンガリー生産の輸入車ですから、余計に他国生産の国産メーカー車って気になっちゃうのです。
番組を見る限り、意外に懸念するような問題は無さそうに感じます。
ちょっとハンドルが重めで、低速では女性には辛いかなって程度?
「軽からのアップグレード」 と番組では位置づけて評価してますが、さすがに横が1.8m近くもあると厳しいかな。
全長が4mを僅かに切ってるのは、フェリーとかに乗る時に 運賃が一つ下になるので恩恵ある?w
番組を見て不思議だったのが、「思ったよりデザイン悪く無いかも…」 って見えてきたこと。
特に横からや、後ろのデザインはそれなりに味があって存在感がある。
が、やはりフロントマスクは 「どういう解釈するとこんなのができるのか…」 と首を傾げてしまう。
番組でも フジトモさん、五郎さん共に 「これはいただけない」 と完全否定、「次のモデルチェンジに期待」 とまで言われてしまってます(涙。
スズキの販売店で聞いた話。
何とか販売しようと、営業マンが 「バレーノ」 で一生懸命走り回ってるそうです。
が、実車を見た販売店の女性店員さんは 「デザインが良くない、昔の昭和というか、古臭いイメージがする」 と酷評してたのが印象的。
スズキの車って、「スイフト」 とかを除くと 実車とイメージがなかなか噛み合わないところがある気がする。
なので、興味を持ったら 必ず 「実車」 を見るようにしてます。
多少ベクトルは違いますが、最近の マツダ車も この傾向があるので、必ず見る事に。
私自身、「バレーノ」 は見たこと無いのですが、番組を見る限り やはり非CVTの上位グレードが気になりますね♪
ハイオクだったり、減税が無いとのデメリットがありますが、取材時の燃費が 12km/Lにのる(人と機材載せてエコドライブ無しで)ってのは、意外と悪く無い。
趣味性のある車では無いですが、実用の足として考えると思ったほど 失敗作 では無さそうです。
お値段も200万以内に収まるって、最近の小型車の平均で良心的。
足回りもたぶん私好み。
最近のスズキは ドライでストローク感が薄い車ばかりになりましたが(「SX4 S-cross」 「エスクード」等)、シットリと滑らかに動く系が好きなもので。
足回りを締め上げ、コーナーでロールしない事を 「良い事」 のようにアピールする車が少なくない中、私的には積極的に左右外足に荷重移動ができ、適度なロールで姿勢を感じてテンポ良く走れる方が楽しいと感じるのです。
と、長々と感想をつづってみたものの、やはり 「バレーノ」 という車のイメージが掴めたとは言えない(汗。
次の車として買いますか? と問われたら 「う~ん、やっぱりこの選択は無いです」 と答えると思う。
現 スズキの小型車オーナー(非軽)という 「変わり者」 を自負する身にも、この不思議な 「流動体」 は抵抗が拭えない。