草履で歩きながら考える

笑う門には福来たるで、マイペースでやりたいこと やってみよう♪基本PTAブログですが、日常やがんのことも綴ります。

「配偶者控除、働く女性『廃止を』8割 日経ウーマノミクス・プロジェクト会員調査」:NIKKEI STYLE161022

2016年10月25日 | PTAのヒント

先日、日経系のweb調査に参加しました。今話題の配偶者控除を、どう考えるかについてです。

この度、そのアンケート結果が発表されましたのでリンクします。

161022 NIKKEI STYLE
配偶者控除、働く女性「廃止を」8割
日経ウーマノミクス・プロジェクト会員調査

■「ゆがんだ制度、活力奪う」、という見出しで、働く女性、780件のアンケート調査結果がでています。

配偶者控除の見直しに…

  • 賛成 : 79.7%
  • 反対 :  8.5%
  • どちらともいえない : 10.1%
  • 制度がよくわからない :  1.7%

他にも、賛成の理由や、年収130万円の壁についてどう思うかの結果があります。キレイな図表がでていますから、詳しい結果と解説は、元サイトをご覧ください。

詩人で社会学者の水無田気流さんのインタビューがあります。抜粋1は、まさにPTA問題にも通じると思います。

*** 抜粋1 ***

 「キャリア女性対専業主婦」の構図に落とし込まれ、本質が見えなくなることも問題だ。女性にはそれぞれの立場で、自分の生きづらさの正体と、それをもたらす社会的な構造は何かを考えてほしい。

*** 抜粋2 ***

――これからの社会にはどんな制度が必要と考えますか。

 育児や介護で長時間働けない人にケアタイム保障や控除制度を設けるべきだ。独身で介護にあたる男女も増えてくる。性別や既婚・未婚を問わず、個人の働き方・暮らし方の多様性を前提とし、個々の生活実態に即した保障や控除を与える必要がある。

*** ここまで ***

抜粋2は、PTAとは関係なく、うなずいてしまったので転載しました。

***

161030追記します

アンケートの回答者の内訳を転載します(一部編集)

ウーマノミクス・プロジェクトの女性会員を対象にサイト上で9月13~25日まで実施、回答は780件。

  • 正社員・公務員 77.4%、
  • 契約・派遣社員 6.5%
  • パート・アルバイト 6.5%
  • 個人事業主 5.0%

世代別では

  • 40歳代 39.5%
  • 30歳代 39.1%
  • 50歳代が 5.8%。


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2 コメント

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立場や年齢によっても、受け取り方は変わる。 (minmin)
2016-10-27 18:52:56
猫紫紺さん、こんばんは。
お題の各種控除や、その他の手当てについては
本当に、様々な物の見方があると思います。

自分や家族が、現在、どの立場に置かれているかによって、正反対の物の見方になる場合もあると思います。そして、時代が、何を求めているかによっても、世論は変化しますよね?

私自身は、現在は夫婦二人暮らしの生活です。
初老の夫婦者といったところでしょうか?笑。
独身の息子達は、それぞれが勤め先の近くに
住まいを借りています。夫の母と弟がこの夏に
急病で倒れて未だに2人とも入院中。夫は、度々
遠方の実家へ帰省して、病院との今後の相談や
入院費支払い、等にあたっています。

もう一人、夫には弟がいるので、2人で交替で
何とか、スケジュールをこなしていますが
二人暮らしだった義母と義弟を、毎回毎回
新幹線で往復して世話するのは、かなりの負担です。片道4時間は掛かるのです。

これまで、私は、自分や家族の病気や失業が
最大の家庭の危機だと思っていましたが、
それだけでは無い、自分や家族のチカラでは
防ぎようもない危機もあるのだなぁと実感して
います。だって、離れて暮らす親族の家の
家庭生活や健康までは、管理できませんものねぇ。

因みに、我が家は、私も夫も社会人の息子達も
皆、それぞれが独立した納税者です。笑。
特に今回は、何十万にもなる交通費がせめて
控除の対象になればいいのにと思います。汗。
返信する
Re:立場や年齢によっても、受け取り方は変わる。 (猫紫紺)
2016-10-30 00:35:33
■minminさま■
義母と義弟さんの介護に、新幹線片道4時間は、
体力的にも金銭的にも大変ですね!
驚きました。
本当にお疲れ様です。

私の母が、片道2時間ほどかけて都内の
亡くなった祖母の介護に通っていたときは
交通費や差し入れ代含めて、1回1万円は飛ぶと言っていました。
minminさんの場合、1回1万円どころか
何万円もかかるでしょうから、お察しします。

調べてみたのですが、入院しているご家族・親族の
用事で病院へ行くための交通費は、
医療費控除にはできないそうです(涙)
認められるのは、あくまでも病人怪我人が
通院するのに伴う交通費と、
通院時のつきそい人の交通費なんだそうです。
http://kakuteisinkoku.jp/medical-deduction/kotuhi/

minminさん> 自分や家族のチカラでは
minminさん> 防ぎようもない危機もあるのだなぁ

そうか…そうですよね。
まだピンときていませんけれど
不測の事態はどこからくるか分からないのですね。

水無田さん> 女性にはそれぞれの立場で、自分の生きづらさの正体と、それをもたらす社会的な構造は何かを考えてほしい。

これが、一番私が注目したところなんです。

たとえば介護で言うと、介護保険導入前は、家族で
介護が基本でした。
施設介護もあったけれど、一部の金持ちのものでした。
介護の必要なお年寄りを、家族だけで支えるのは
あまりにも大変、無理がある…ということで
家族の負担軽減のために
介護保険が導入されたと記憶しています。

けれど、介護保険の財政がきびしくなって
揺り戻しが来て、政府は介護の負担と責任を
またもや家族に押し付けようとしています。

「Personal is Political」という言葉があります。
私流に訳すなら
「個人の問題は、政治の問題」です。
政治の問題は、社会構造の問題ともいえます。

そうそう、「こぎつねの家」で伺った話の中に
日本のシングルマザーが
オーストラリアかどこかの国で、なんと!難民認定された
とありました。
これって、どんだけ日本がひどい国かを
示すエピソードだと思うのです。

日本にもいい面はいっぱいありますけれど、
弱者に冷たいと思います。
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